日本だとHBO Maxが見れない…
HBO Maxが日本だと見れない理由が知りたい
日本にいながらHBO Maxを見れる方法が知りたい
HBO Maxは、ワーナー系の有料チャンネル「HBO」を元とする定額制動画配信サービスです。
2020年5月27日に北米でサービスを開始してから、今や世界中で4000万人ほどのユーザー数を獲得するに至りました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウエストワールド』などの人気タイトルに加え、劇場公開されたばかりの映画も視聴できるので、日本上陸が待たれるコンテンツでもあります。
毎週楽しみにしている海外ドラマの最新話が見られないのは、ファンにとってかなりの苦痛だと言えます。
そんな方達におすすめなのがVPNです。HBO Maxは英語が中心のコンテンツではあるものの、作品によっては日本語の音声や字幕に対応しているので、他の動画配信サービスと同じように視聴できます。
※ 2024年7月時点で視聴を確認できている方法です
この記事の目次
HBO Maxはあくまでも動画配信サービスであり、公開されている作品の著作権を持っている訳ではありません。
国や地域ごとにサイトが配信可能かどうか決められており、それに基づいて動画配信サービスの運営が行われています。
これをジオブロック（地域制限）と言い、HBO Maxのみならず様々な動画配信サービスで採用されている機能です。
もし実際に日本からHBO Maxにアクセスすると、「Sorry,HBO Max isn’t available in your region yet.（申し訳ございません、HBO Maxはあなたの地域ではご利用になれません。）」というメッセージが表示されます。
全世界でワーナー系コンテンツの放映権を握っているのはヨーロッパ、ラテンアメリカ、カリブ海、北アメリカの各地なので、日本ではどうやっても視聴できないというのが実情です。
地域制限（ジオブロック）とは
日本からHBO Maxが見れない問題は、地域制限（ジオブロック）という現象が原因です。
地域制限（ジオブロック）とは、インターネット上のコンテンツが特定の地域からのみアクセス可能で、他の地域からはアクセスできないように制限される現象を指します。
これは、ウェブサイトやオンラインサービスがユーザーのIPアドレスを認識し、そのIPアドレスからユーザーの地理的な位置を推定することで実現されます。
例えば、ある動画配信サービスが日本国内のみで利用可能に設定されている場合、日本国外からそのサービスにアクセスしようとすると「この地域では利用できません」といったメッセージが表示され、サービスを利用することができません。
このような地域制限は、著作権法やライセンス契約、地域ごとの法律や規制など、さまざまな理由により設けられます。
日本からHBO Maxを見る場合はVPNの利用がおすすめです。
VPNは「仮想専用線」といわれており、日本から海外のサービスを利用する際に、海外のサーバーを経由してアクセスできるため、HBO Maxなど日本からは利用ができないサービスでも使えるようになります。
HBO MaxはIPアドレスでアクセス元の国を判断し、動画へのアクセス可否を決定していますが、VPNを利用すれば自由に視聴する事ができます。
具体的にはアメリカのサーバーに接続する事で、HBO Max側にはアメリカからのアクセスだと認識させるため、日本からもHBO Maxが視聴可能になるという訳です。
このように非常に便利な代物ですが、利用する前にVPNの仕組みを知っておく必要があります。
出所が不明、もしくはセキュリティが不十分なサービスプロバイダーからVPNを利用すると、個人情報が筒抜けになってしまう危険性があるので、VPNの利用は慎重に行ってください。
本記事ではVPNの仕組みや、日本からHBO Maxを見る際におすすめのVPNを紹介します。
VPNとは
「VPN」は「Virtual Private Network」の略で、日本語では「仮想専用線」と呼ばれ、「仮想的に構築された専用回線」のことを指します。
ネットユーザーとWebサービスの間に「専用のトンネル」を作り、その中でネット通信することでセキュリティが高く安全性を確保するという技術。
送信側、受信側にそれぞれに設置した機器で「カプセル化」と呼ばれる処理を行うことで、第三者には見えない仮想的なトンネルを形成して通信する仕組みです（「トンネリング」）。
VPN接続とは？VPNの基本とメリット・デメリットを紹介｜ICT Digital Column
例えば、公共のフリーWi-Fiを使うときや、複数の場所からデータをやり取りする必要があるときに、インターネットの安全性を確保するためにVPNが活用されます。
また、日本国内ではアクセスできないサービスに接続したい場合や、規制が厳しい海外から日本のサービスを利用したいときなどにも、VPNサービスが使われることがあります。
NordVPN
| 月額料金 | 1カ月プラン：1,960円/月 12ヵ月プラン：690円/月 24カ月プラン：460円/月 ※スタンダードプランの場合 |
| サーバー数 | 5,600台以上(60ヵ国以上) |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
| 同時接続台数 | 6台（1つのアカウント） |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 対応OS | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS |
| 運営企業 | NordVPN s.a. |
NordVPNは2012年にパナマで設立された、世界的に人気が高く信頼できるVPNの1つです。
5500台以上のサーバーを60ヵ国に提供しており、日本や韓国を始めとしたアジア地域にも豊富なサーバー群が用意されています。
NetflixやAmazon prime videoにも対応しており、海外からでも日本のコンテンツを視聴できるのも嬉しい点です。
4Kストリーミングに対応した高速接続のため、動画が途中で止まる事なく快適に海外コンテンツを楽しめるのが特徴です。
またNordLynxと呼ばれる新開発のトンネリングプロトコルにより、常に100mbps前後という接続スピードを実現している事から「業界最速のVPN」とも呼ばれています。
セキュリティや安全性も高く、NordVPNに搭載されている最高水準の暗号化技術（AES-256bit）は銀行や軍事機関でも採用されており、ハッカーがブルートフォース攻撃を試みても解読には何十億年かかると言われているものです。
中国やロシアなどの情報規制の厳しい国でもジャーナリストや政治活動家を中心に愛用されており、この事からもNordVPNの安全性が極めて高い事が窺えます。
主要なデスクトップデバイスやモバイルアプリに対応しており、1つのアカウントで最大6台のデバイスに接続可能なので、PCやスマホなど手持ちのデバイスでやりくりしたい方にもおすすめのVPNです。
アプリが対応していなくても、ルーターにVPNを通す事でスマートTVを始めとする海外コンテンツを楽しめます。
NordVPNならHBO Maxでリージョンロックされているサービスのブロックを解除できるので、いつでも好きな番組を視聴できます。
＼30日間全額返金保証付き！／
MillenVPN
| 月額料金 | 2年プラン：396円/月 1年プラン：594円/月 1カ月プラン：1,738円/月 |
| サーバ数 | 1,300台以上（72ヶ国） |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256-CBC |
| 同時接続台数 | 10台 |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 対応OS | Windows/MacOS/Android/iOS |
| 返金保証 | 30日間 |
| 運営企業 | アズポケット株式会社 |
MillenVPNは日本国内で運営されている、初心者にもおすすめなVPNサービスの1つです。
VPNを初めて利用する場合、「海外運営だからお金のやり取りが心配」「サポートに英語でやり取りするのは面倒」といった抵抗感を持つ方もいると思われます。
しかし、MillenVPNなら日本語対応なので、海外のVPNサービスは不安だという初心者でも安心してやり取りを行う事ができます。
Webサービスにも数多く対応しており、Twitter、Facebook、Facebook、LINEなどの各種SNSもそのまま利用できます。
フリーWi-Fiによりどこでもネットに接続する事ができ、インターネット接続の暗号化で外部からの情報の抜き取りができなくなるなど、安全性が高い点も特徴です。
一方でサーバー設置数や対応デバイスが少なめなので、混雑する時間帯では重要なデータの送受信ができなくなる危険性があります。
そのためMillenVPNを利用する場合は、時間帯やデバイスをよく検討した上で利用するのが好ましいです。
日本語対応なので手続きはもちろん、返金保証や解約もスムーズにできるので、VPN初心者がHBO Maxを視聴する際はMillenVPNがおすすめです。
ExpressVPN
| 月額料金 | 1カ月プラン：$12.95/月 6カ月プラン：$9.99/月 12カ月プラン：$6.67/月 |
| サーバ数 | 3,000台以上(94ヶ国60都市) |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
| 同時接続台数 | 5台 |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 返金保証 | 30日間 |
| サポート | メール・チャット |
| 運営企業 | Express VPN International Ltd |
ExpressVPNは2009年にヴァージン諸島で設立された、世界最大級のVPNプロバイダーの1つです。
一度に接続可能なデバイスは最大5台と少なめですが、90ヵ国以上で3000台ものサーバーを運営しており、HBO Maxを安全に利用するにはおすすめのVPNとされています。
ExpressVPNはノーログポリシーを掲げており、アクティビティログなどの個人を特定するログを残さない設計になっています。
そのため痕跡を残さず、VPNを介してHBO Maxを安全に利用する事が可能です。
NordVPNと同様に安定した通信速度を維持しており、4Kで視聴する場合でも遅延やバッファリングによる接続中断で悩まされる心配がありません。
またAES-256bitによる暗号化技術やキルスイッチなど、豊富なセキュリティ技術を備えており、身バレしたくない方のためにビットコインによる匿名決済も用意してあります。
何らかの問題が発生した場合は、ライブチャットによる年中無休24時間サポートを受けられるので、急にExpressVPNが利用できなくなった場合でも安心です。
安定した通信速度に加え、安全性や使い勝手の良さ、充実したサポートからHBO Maxの視聴に利用する人も多く、おすすめのVPNとして評判が高いです。
VPNを使い日本からHBO Maxを見る具体的な手順
- VPNを契約する
- VPNのアプリをインストールする
- VPNのアカウントを登録する
- VPNでアメリカのサーバーに接続する
- HBO Maxを視聴する
VPN（NordVPN）を契約する
NordVPNのトップページから「お得の購入」をクリックします。
その後、料金プラン・支払い方法・決済情報の入力など、画面の指示に従って契約を行います。
料金プランは、1ヶ月、1年、2年と3つ用意されています。短期間だけの利用であれば1ヶ月プランでOK。今後も海外で利用する場合は1年プランや2年プランで契約すると契約年数に応じて月額料金が安くなります。
VPN（NordVPN）のアプリをインストールする
次にNordVPNのアプリをインストールします。下記のリンクもしくはApp StoreかGooglePlayから「NordVPN」と入力し検索、公式アプリをインストールしてください。
VPNのアカウントを登録する
インストールが完了したら、NordVPNのアプリを起動させます。
クリックするとアプリが立ち上がるので、右上の「登録」を選び、以下の手順で手続きを行ってください。
1.新規登録の画面を開くと、「メールアドレスを確認してください」というメッセージが表示されます。
2.支払い時に登録したメールアドレス宛にNordVPNからメールが送られてくるので、それに入っている6ケタの認証コードを入力してください。
3.認証コードの入力に成功した後、アカウント登録に使うパスワードを作成します。8文字以上が必要で、アルファベット以外に記号や数字を組み合わせた方が安全です。
4.ログインに成功すれば、NordVPNの登録は完了です。
VPNでアメリカのサーバーに接続する
NordVPNでHBO Maxを視聴する際は、アメリカのサーバーに接続しておく必要があります。
ログインするとウインドウ左側のメニューにマップが表示されるので、そこからアメリカのサーバーをクリックします。
サーバー接続はNordVPNのアプリを立ち上げた際、アメリカ（United States）と検索して接続すればOKです。
NordVPNなら国名指定で接続する場合、居住地から最も適切なサーバーを自動で選んでくれるので、普通に設定する時より快適なネット環境で視聴できます。
サーバーを選んで少し待つと、バーメニューの鍵マークが「接続済み」に変わり、アメリカのサーバーと接続された状態になるので、そのままHBO Maxのサイトにアクセスしてください。
公式サイトが正しく表示され、自由に閲覧できるようになっていれば接続完了です。
HBO Maxを視聴する
HBO Maxの契約を終え、アメリカのサーバーに接続すれば、日本にいながらNordVPNを介して視聴できます。
作品を視聴するには契約の際にプランも選択する必要がありますが、中にはプラン契約とは関係なしに無料で視聴できるものもあります。
公式サイトを開き、「FREE EPISODE」と表示されているものが無料で視聴可能な作品であり、人気作品の1話目も無料で公開されているものが多いです。
直接契約するのが不安という場合は、まずお試しとして無料作品を視聴してから決めてみてください。
無料VPNで日本からHBO Maxを見ることはできる？
- ユーザーの行動が追跡されている可能性がある
- ユーザーの活動データが広告業者に送られている
- 信頼性の低い運営元からの個人情報の流出
- 暗号化技術が不十分で、セキュリティが弱い
ユーザーの行動が追跡されている可能性がある
有料VPNではノーログポリシーを掲げる通り、ユーザーのログを残さないための配慮がなされていますが、無料VPNではログがそのまま残されている事が多いです。
利用したサイトや入力した情報を追跡し、特定したユーザーの行動を管理・悪用する人間の存在も確認されています。
大事なデータを守るためにも無料VPNに手を出さず、信頼のできる有料VPNを利用する方が好ましいです。
ユーザーの活動データが広告業者に送られている
無料VPNを利用していると広告が表示される事が多く、ユーザーがそれをクリックすると活動データが広告を管理する業者に送られてきます。
もちろん全ての業者がそのような目的で活動している訳ではありませんが、ユーザー側からすればその辺の判断は難しい所です。
信頼性の低い運営元からの個人情報の流出
悪質なVPNサービスでは個人情報を流出させて利益を得るなど、ユーザーの不利益になる事もよく行われています。
このようなVPNサービスの運営元は信頼も実績も低い場合がほとんどですが、もし個人情報を流されてしまったとしても、ユーザーから責任を問う事は難しいです。
しっかりした有料VPNと比べて流出が起きる可能性は高いので、手を出さないのが好ましいです。
暗号化技術が不十分で、セキュリティが弱い
無料VPNは暗号化のセキュリティレベルが不十分なので、高度な暗号化を行っている有料VPNと比べて、情報漏洩してしまうリスクがかなり高いです。
暗号化やセキュリティが弱いと悪意ある人のターゲットになりやすく、お使いのデバイスにウイルスが蔓延し、知らないうちに使い物にならなくなってしまう事も考えられます。
接続先のサーバーも限定されている事が多く、通信品質も安定していないので利用するには向いていません。
HBO Maxの基本情報
| サービス名 | HBO Max |
| 月額料金（税込） | 月額1,700円 |
| 作品数 | 20万本以上 |
| 無料トライアル | 31日間 |
| 運営会社 | ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー |
HBO Maxとはワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーが運営する、定額制の動画配信サービスです。
月額1700円と少々割高ですが、対象作品数は20万本以上に上ります。
配信作品はワーナー系のドラマや映画が中心ですが、それ以外のコンテンツも数多く取り揃えており、ジブリ作品やハリー・ポッターシリーズも視聴できるのは嬉しい点です。
日本で視聴する方法はVPN以外に、アメリカのApple IDやAppleギフトカードを利用する方法があります。
AppleギフトカードはG2Aから購入する事ができ、G2A自体も世界的に評価の高いサイトなので、オンラインショッピングにも安心して利用できます。
初回契約時には31日間の無料トライアルが付き、通常の有料契約と同じコンテンツを体験できます。
日本からHBO Maxを見る場合によくある質問
VPNでアメリカに接続してもHBO Maxが見れない
この質問について考えられる原因は複数あります。
最も多いのは契約しているVPNサーバーがHBO Max側からブロックされているというパターンです。
この場合はVPNサービスのアプリを再起動させたり、接続をやり直したりと、サーバーの変更によって解決できる可能性があります。
基本的にはこれらの方法で解決できますが、もしサーバー自体が全てHBO Maxにブロックされている場合は、アプリを削除して再インストール後、新しく接続先を登録するしかありません。
VPNを利用してHBO Maxを安く使う事はできる？
結論から申し上げますと、VPNサービスを使ってもHBO Maxの料金が安くなったりはしません。
これはどのVPNにも当てはまる事で、動画配信サービスにVPNの利用料金も上乗せされるので、かえってコストがかかる結果となります。
支払いに使う通貨の違いで利用料金に若干の誤差は出るものの、基本的に同価格と言える範囲の誤差に収まるようです。
日本の動画配信サービスからHBO Maxの作品を見る方法はない？
日本でも人気の高い動画配信サービス「U-NEXT」では、HBO Maxの作品を独占配信しています。
これは日本では初めての事例であり、HBO Maxのサービス開始が待ちきれないという方は、U-NEXTの利用も考慮した方がいいかもしれません。
現在U-NEXTで視聴可能なHBO Maxの作品は、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『セックス・アンド・ザ・シティ』といった人気の海外ドラマが挙げられています。
U-NEXTならポイントでHBO Max以外の作品も含めた映画やドラマのレンタル、漫画や書籍の購入ができるので、1つのアプリで快適な利用が期待されます。
HBO Maxは字幕・吹き替えに対応している？
日本のユーザーが海外作品を視聴するにあたって、特に気になるのが作品の字幕・吹き替えへの対応であり、音声が英語のまま字幕なしで見ても内容がわからないという場合が考えられます。
HBO Maxの作品はU-NEXTでも一部配信されており、字幕だけ、もしくは字幕と吹き替えの両方に対応している事が多いです。
しかし、この条件で視聴できるのはU-NEXTだけであり、VPNサービスからHBO Maxを使っても日本語の字幕すらないので注意が必要です。
日本からHBO Maxを見る方法まとめ
- HBO Maxは国外での利用を制限していることから日本から視聴できない
- VPNを使うことで日本でも海外と同じように見ることができる
- VPNはHBO Maxを含む動画配信サービスを使う方にメリットが多い
HBO Maxなどの動画配信サービスはジオブロックによる視聴制限を行っている場合が多いので、基本的に日本からは視聴できません。
しかし、VPNを使えば世界中どこでも視聴できるので、インターネットでドラマや映画を見る習慣が多い方には、この方法がおすすめです。
有料なのでお金こそかかるものの、安定かつ高速な通信速度の確保に高いセキュリティ対策のお陰で安心なので、無料VPNと比べて格段に安全なサービスが期待できます。
海外に旅行、在住の予定がある方はVPNサービスの利用をご検討ください。
