「海外旅行に行く予定があるので、安心して使えるVPNを探している」
「海外出張が多いので、VPNの利用を検討している」
という方は多いのではないでしょうか。
今回は、海外で使える安全なVPNの選び方やVPNを使うメリット、海外利用におすすめなVPNサービスなどを紹介します。VPNの接続方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
海外で日本のサイトや動画配信サービスを利用するのにVPNが必要
海外で日本のサイトや動画配信サービスを利用するには、VPNが必要です。
なぜなら、日本から海外のサイトが見れないのはIPアドレスが原因であり、VPNを使ってIPアドレスを偽装する必要があるからです。
IPアドレスはインターネット上の住所であり、どの国からアクセスしているかがわかってしまいます。そのため、海外から日本のコンテンツにアクセスしようとすると、国外からのアクセスだと特定され、制限の対象となる場合があります。
VPNを使うことでIPアドレスを変えられる
VPNを使えば自分のIPアドレスを別の国のものに偽装できるため、海外でも日本のサイトやサービスを利用できるようになります。
VPNでは、自分のデバイスとサーバーの間に暗号化されたトンネルを作り、そのトンネルを経由することでインターネットへアクセス可能です。その結果、自分の実際のIPアドレスが隠され、VPNサーバーのIPアドレスが使用されるため、地域制限を回避したインターネット接続が可能となります。
IPアドレスを偽装すれば海外のサイトにアクセス可能
IPアドレスを偽装することによって、海外から日本のサイトにアクセスしたり、日本から海外のサイトにアクセスしたりできます。
これにより、国内からのアクセスとして認識され、地域制限を回避してコンテンツを閲覧できるようになります。
地理的な制約を超えてインターネットを自由に利用したい場合、VPNの利用は必須といえるでしょう。
海外で使えるVPNの選び方
海外で使えるVPNの選び方として、以下5つのポイントを押さえておきましょう。
それぞれの項目について解説します。
日本のサービスにアクセスできるか
海外で使えるVPNを選ぶ際に重要な1つ目のポイントは、そのVPNが日本のサービスにアクセスできるかどうかです。
VPNによって提供するサーバーの数や地域が異なるほか、滞在国でVPN規制が厳しいとアクセスがブロックされる可能性もあります。そのため、以下の2点を満たすサービスを選ぶことが大切です。
- 日本のサービスにアクセスできるかどうか
- 滞在国でアクセスがブロックされていないかどうか
特に、中国のようにVPN規制の厳しい国から日本のサービスへアクセスする場合、まずは中国から利用できるVPNであることが求められます。
アプリの使い勝手は良いか
海外で使えるVPNを選ぶ際に重要な2つ目のポイントは、アプリの使い勝手が良いかどうかです。直感的なインターフェースやシンプルな設定画面で、操作が容易なアプリを選びましょう。
また、複数のプラットフォーム（Windows、Mac、iOS、Androidなど）に対応しているかも検討すべきです。これにより、さまざまなデバイスを使ってVPNを利用できます。
さらに、自動接続やスマートリコネクトなどの便利な機能があると、スムーズにセキュリティの高い通信環境を確立できるでしょう。使い勝手が良いVPNアプリを選ぶことで、安全かつ効率的にインターネットを利用しやすくなります。
通信速度は安定しているか
海外で使えるVPNを選ぶ際に重要な3つ目のポイントは、通信速度の安定性です。
高速で安定した接続は、ストリーミング、オンラインゲーム、ファイルのダウンロードなど、さまざまなオンライン活動に欠かせません。VPNサービスが提供するサーバーの帯域幅や負荷、そして地理的な距離によって通信速度が変化します。
VPNサービスのサーバー提供数や通信速度を比較・検討した上で、通信速度が安定しているVPNを選ぶことで、ストレスなく高品質なインターネット体験を得られるでしょう。
サポート体制は整っているか
海外で使えるVPNを選ぶ際に重要な4つ目のポイントは、サポート体制の充実度です。
サポートが充実しているVPNサービスは、24時間365日のサポートを提供し、チャットやメール、電話などの複数のコミュニケーションチャネルを通じて利用者に対応します。また、FAQやチュートリアル、ユーザーガイドなどの豊富なコンテンツを提供し、利用者が自己解決できるサポートが豊富であるかも重要です。
さらに、利用者のフィードバックや要望を積極的に取り入れ、定期的にサービスを改善しているVPNプロバイダーは信頼性が高いといえます。総合的なサポート体制が整っているVPNサービスを選ぶことで、安心して利用を続けられるでしょう。
有料VPNを使うのがおすすめ
海外で使えるVPNを選ぶ際に重要な5つ目のポイントとして、有料のサービスを選ぶことをおすすめします。
無料VPNは、情報漏えいや個人情報の不正利用などのリスクが高く、また通信環境も安定しないことが多いため、おすすめできません。
有料VPNは、無料のサービスよりも安全性やプライバシー保護において信頼性が高く、より多くの機能やサポートを提供しています。また、有料プランでは広告の表示やデータの販売などのリスクが低いため、より安全なインターネット体験が可能です。
さらに、有料VPNは定期的なアップデートや最新のセキュリティ機能の追加など、サービスの改善に積極的に取り組んでいるため、安全にインターネットを利用するためにも有料VPNを利用すべきといえます。
海外でVPNを使うメリット
海外でVPNを使うメリットには、以下の4点が挙げられます。
それぞれの項目について解説します。
日本のサービスにアクセスできる
海外でVPNを利用する最大のメリットは、日本のサービスにアクセスできることです。
VPNを利用することで、海外では利用できないメルカリや、著作権の関係で配信内容が異なるNetflixやHuluなどの日本のコンテンツにアクセスできます。VPNサービスを提供する会社は世界各地にサーバーを置いており、日本にも多数のサーバーがあります。海外からVPNを使って日本のサーバーに接続すれば、地理的な制限を超えて日本のサービスを利用可能です。
さらに、中国のように厳しい検閲が行われる国でも、VPNを利用すればGoogleやFacebookなどの制限されたサービスにアクセスできるようになります。このようにVPNを使うことで、海外からでも自由に日本のインターネットサービスを楽しめます。
ホテルや航空券を安く予約できる
海外でVPNを利用するメリットとして、ホテルや航空券を安く予約できることも挙げられます。
旅行サイトや航空会社のWebサイトは、地域によって価格が異なることがあります。VPNを使用して異なる地域のIPアドレスを持つことで、価格差を利用して割引価格で予約できるかもしれません。
また、一部の国では航空券やホテルの価格が安めに設定されていることもあるため、VPNを使用することでその国のIPアドレスを使ってアクセスし、より安い料金で予約できるかもしれません。
ただし、常に安く予約できるとは限らないため、実際にホテルや航空券を予約する際には複数の地域で価格を比較し、利用可能な割引や特典を確認することが重要です。 VPNを使用する場合、ホテルや航空券の予約時にもメリットを得られる可能性があります。
サブスクリプションサービスを安く利用できる
YouTube PremiumやNetflixなどサブスクリプションサービスを安く利用できることも、海外でVPNを利用するメリットの一つです。
VPNを使用すると異なる国のIPアドレスを取得できるため、その国で提供されている料金でサービスを利用できます。国によってサブスクリプションサービスの価格が異なるため、複数の地域で提供されている価格を比較してみると良いでしょう。
ただし、VPNを提供する会社によっては特定のサブスクリプションを利用できない場合もあるため、注意が必要です。使いたいサービスがある場合は、コンテンツを視聴可能かについて事前に確認した上で契約に進みましょう。
セキュリティの高い通信が保たれる
海外でVPNを利用するメリットとして、セキュリティの高い通信が保たれることも挙げられます。
VPNを利用することで、セキュリティレベルの高い通信が可能になります。例えば、公共のWi-Fiネットワーク（カフェやファミレスなど）を利用する場合、第三者による通信の盗聴や傍受のリスクがあります。
しかし、VPNを使用することで通信データが暗号化され、VPNサーバーを介して送受信されるため、セキュリティが確保されます。これにより、安全に公共のWi-Fiを利用することが可能です。
また、テレワークやリモートワークが増える中、VPNを利用する人も増えています。自宅や外出先から安全かつプライベートなネットワークに接続し、機密情報を保護するためにVPNが重要な役割を果たしています。 VPNを活用することで、セキュリティの高い通信環境を確保し、プライバシーを守ることができます。
海外で使えるおすすめVPN3選
海外で使えるおすすめのVPNとして、ここでは以下の3つのサービスを紹介します。
それぞれのサービスについて、特徴や料金を見ていきましょう。
NordVPN
| 月額料金 | 1カ月プラン：$12.95/月 6カ月プラン：$9.99/月 12カ月プラン：$6.67/月 |
| サーバ数 | 3,000台以上(105ヶ国60都市) |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
| 同時接続台数 | 5台 |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 返金保証 | 30日間 |
| サポート | メール・チャット |
| 運営企業 | Express VPN International Ltd |
NordVPNは世界的にも有名なVPNプロバイダで、多くのユーザーから高い評価を受けています。また、海外でVPNを使いたい人にセキュリティレベルの高い、プライベートなインターネット環境を提供しています。
料金プランは、1ヶ月プランが月額1,970円から、1年プランが月額750円から、2年プランが月額510円から利用でき、長期契約のほうが月々の利用料金がお得になる仕組みです。
個人情報が一切保存されない「ノーログポリシー」を採用しているため、プライバシー確保の観点においても信頼性が高いといえます。また、VPN規制が厳しい国でのアクセス制限を回避するための「難読化サーバー」を提供しているため、中国などの制限が厳しい国でも利用可能です。NordVPNは、豊富なサポート体制も用意されているため、初めてVPNを利用する方から、海外でVPNを利用する機会が多い方まで、幅広い方におすすめです。
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ExpressVPN
| 月額料金 | 1カ月プラン：$12.95/月 6カ月プラン：$9.99/月 12カ月プラン：$6.67/月 |
| サーバ数 | 3,000台以上(105ヶ国60都市) |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
| 同時接続台数 | 5台 |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 返金保証 | 30日間 |
| サポート | メール・チャット |
| 運営企業 | Express VPN International Ltd |
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ExpressVPNは、高速で信頼性の高いVPNプロバイダとして世界的に知られています。その優れたサービスと使いやすいアプローチで、海外でVPNを利用したいユーザーに人気です。
2009年に設立されたこのサービスは、ユーザーのプライバシーとセキュリティに関する対策を徹底しており、高いセキュリティレベルでのインターネット通信が保たれています。料金プランは、1か月プランが月額12.95ドル、6か月プランが月額9.99ドル、1年プランが月額6.67ドルとなっており、長期契約をするほどお得に利用できます。
ExpressVPNのサーバーは世界中に設置され、3,000以上のサーバーが存在します。また、サポート体制も充実しており、24時間365日対応のライブチャットサポートや日本語対応のサイトの提供により、日本人ユーザーにとって使いやすいサービスともいえます。安定した通信環境や万全のサポート体制を備えているExpressVPNは、海外で安全に使えるVPNを探している方におすすめです。
Surfshark
| 月額料金 | 1カ月プラン：2,308円/月 12カ月プラン：478円/月 24カ月プラン：308円/月 ※Surfshark Oneの場合 |
| サーバー数 | 3,200台以上(100ヵ国以上) |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256 |
| 同時接続台数 | 無制限 |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 対応OS | Windows/macOS/iOS/Android/Linux |
| サポート | メール・チャット |
| 運営企業 | Surfshark B.V.（拠点：オランダ） |
Surfsharkは、ユーザーのプライバシーとセキュリティ保護を徹底している高品質なVPNサービスです。このVPNはアズポケット株式会社が提供しており、1か月プランが1,869円、12か月プランが576円、24か月プランが359円といったように、長期契約をするほど月額料金がお得になるプランが特徴です。
同時接続台数は無制限のため、1つのアカウントを契約すれば複数のデバイスで同時にVPNを利用できます。また、30日間の返金保証も付いているため、自身の利用環境に合うかどうかを試せます。
さらに、支払い方法はクレジットカード、PayPal、銀行振込、ビットコイン、暗号資産など、さまざまな選択肢があります。サービスは日本語に対応しているため、初めてVPNを利用するユーザーにも利用しやすいでしょう。
高速でセキュリティの高い通信を提供するSurfsharkは、海外でVPNを利用したいユーザーにとっておすすめできる選択肢の一つです。
海外でVPNを利用する手順・方法
海外でVPNを利用するためには、以下の手順で設定を進めましょう。
それぞれについて解説します。
VPNを契約してアプリをインストールする
海外でVPNを利用する手順として、まずはVPNを契約する必要があります。利用するVPNプロバイダのサイトから、申し込みを行いましょう。
アカウント登録後は、公式サイトからVPNアプリをインストールしてください。
サーバーを選択してVPNを接続する
VPNアプリを起動したら、利用したい国のサーバーを選択します。多くのVPNプロバイダは、サーバーのリストを提供しており、利用可能な国や地域を一覧で確認できます。
これにより、ユーザーは自分のニーズに合わせてサーバーを選択して接続できます。例えば、海外からIPアドレスを偽装して日本のコンテンツにアクセスしたい場合は、日本のサーバーを選択しましょう。
海外でVPNを利用する際の注意点
海外でVPNを利用する際の注意点として、以下の2点が挙げられます。
それぞれのポイントについて解説します。
絶対に安全とは限らない
無料のVPNサービスの利用には、注意が必要です。無料VPNの中には、個人情報の収集を目的としたものやウイルスの仕掛けがあるものも存在します。
通信の安全性を確保するためにも、無料VPNの利用は避け、有料VPNを使うのがおすすめです。
通信が遅くなる場合もある
VPNは通常のネット回線を経由して通信を行うため、利用者の多い国や時間帯によっては通信が遅くなることがあります。
プロバイダーによっても通信速度が異なるため、VPNサービスの無料期間を活用し、事前に繋がりやすさを調べることが重要です。
海外でVPNを利用する際によくある質問
ここでは、海外でVPNを利用する際によくある質問をまとめました。
海外から日本へ無料でVPN接続する方法はある？
無料VPNを使えば可能ですが、無料のVPNサービスはセキュリティの脆弱性が問題視されているため、あまりおすすめできません。
有料のVPNサービスは、月額1,000円前後といったように比較的安価で利用できるため、海外から日本のサイトへアクセスしたい場合は有料VPNを検討してみてください。
海外から日本へVPN接続できない場合はどうすべき？
VPN接続しようとしたのに失敗した場合、まずは自身のインターネット環境が正常に接続されているかを確認してみてください。
再接続しても問題が解決されていない場合は、VPNサーバーに問題が発生していないか、VPNアプリのアップデートはないかなども確認しましょう。
上記を試しても接続状況が改善されない場合、プロバイダーのカスタマーサービスに連絡してみましょう。
まとめ
今回は、海外で使えるVPNの選び方やVPNを使うメリット、おすすめのVPNサービスなどを紹介しました。VPNを利用することで海外から日本のサービスにアクセスできるだけでなく、高いセキュリティを維持した通信が可能となります。
本記事で紹介した内容を参考に、海外で安心して使えるVPNの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
