Zoomで個人情報漏えいする危険性はある?使う際にするべきセキュリティ対策

Zoomで個人情報漏えいする危険性はある?使う際にするべきセキュリティ対策

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今では多くの職場や学校で採用されているZoom

一見すると安全性が高いように思われるサービスですが、過去には個人情報の漏えいという問題が確認されています。

セキュリティ面に不安のあるサービスとなっていますので、利用する際はセキュリティ面を高める対策をしなければなりません。

この記事では、Zoomによる問題点と改善策について解説していきます。

Zoomで個人情報漏えいする危険性はある?

一見すると安全性がしっかりしており、問題なく使えるサービスのように感じられますが、実際に利用していくと個人情報が抜け出てしまったという事例が後を絶ちません。

実際に使ってトラブルになっている事例が確認されていることを踏まえると、Zoomを安易に利用して個人情報が出てしまう問題は避けたいところです。

どうして問題が起きているのか、その理由は次の部分にあります。

  • Zoomの使い方に問題があるために抜け出てしまう
  • 勝手に乱入されて情報が漏れてしまうケース
  • 修正前のプログラムを利用していたことの問題

基本的にはZoomの使い方に問題が確認されているため、個人情報が抜けてしまうのです。

また、Zoomというのは特定のユーザーと会話する方針となっていますが、何らかの問題によって他の人が入ってしまい、肝心な情報が取られてしまうという問題もあります。

他にも修正前に採用されているZoomを利用し続けていると、セキュリティ面の不安があるため問題が起こりやすくなります。

トラブルという問題を抱えながら利用していくのはかなり厳しいため、しっかり対策はしておかなければなりません。

Zoomの個人情報漏えいは二次被害

Zoomの個人情報漏えいというのは、二次被害に該当するものです。

Zoom自体のセキュリティ面は対策されたことにより、修正後のプログラムを使っている場合は問題ありません。

しかし、利用している方法によってセキュリティをすり抜けるような状態となり、個人情報が漏えいするという問題が起きてしまいます。

  • 他のサービスでZoomの情報が漏れた
  • 流出したIDとパスワードでログインされた

Zoomに関連している情報が残されており、何らかの形でログインされてしまうと、勝手にZoomを利用されて個人情報が抜かれてしまうのです。

特に他のサービスに記載していた情報の影響が指摘されており、漏えいしている情報をどこかに記載していたことでZoomの個人情報に影響を及ぼしているケースがあります。

間違っても変な情報を残してしまうような状況は作らないようにしておきましょう。

一部企業・職場ではZoomを使用禁止することも続出

一部企業や職場では、Zoomを利用して問題が起きていることから使用禁止としている場合があります。

Zoomを利用するのは便利だと言われていましたが、セキュリティの問題が次々と確認されていることから、利用しないようにと厳しく対策しているのです。

Zoomの個人情報漏えいは二次被害となっていますが、被害が拡大する前に利用を止めてしまうという方法が有効と判断されているため、現在でも利用していないという企業が多くあります。

使用禁止となっている場合は、別のサービスを利用して同様の行動が取れないか検討しています。

Zoomが抱えるセキュリティ問題

Zoomはセキュリティ面の修正を行っていますが、過去にはトラブルがいくつか確認されています。

  • 暗号化システムの問題
  • Facebookに情報が送信されている
  • 中国に情報が伝わっている

暗号化システムは非常に重要なポイントではありますが、しっかり作動していないことで情報が漏れてしまうという問題が確認されています。

また、本来ではあり得ないことですが、ユーザー情報がFacebookに送信されており、勝手に利用されている事例まで確認されているのです。

中国への情報送信も含めて、Zoomを利用しても大丈夫なのかと言われる事例が多くなったのも間違いありません。

実際にどのような問題が起きているのか、詳しく見ていきましょう。

暗号化システムに問題が発覚している

これは初期に発覚した問題であり、現在は修正されています。

初期に作られたZoomは、暗号化システムに大きな問題を抱えていたこともあり、安全性が相当低いのではないかと指摘を受けていました。

理由としてはE2EEに対応していると説明していたのですが、一般的なE2EEではなく別の方法で対応していたため、セキュリティ面でかなり厳しい状況になっていると判断されたのです。

指摘された問題は2020年に修正が完了しており、現在では問題なく通常のE2EEが利用可能となっているため安全性は高まっています。

ユーザー情報がFacebookに送信された

こちらも既に修正されている問題ではありますが、Zoomを利用するとなぜかFacebookに情報が送信されるという問題が起きていました。

最大の原因はログイン方法にFacebookが採用されていたことであり、Facebookでのログインが可能となっていたことがZoomの情報漏えいに影響していたのです。

ただ、この問題はiOSを利用している場合のみ発生したものであり、他の方法で利用している場合は影響がなかったと確認されています。

iOSFacebookに関連する情報が流出していた
他の端末流出の問題は発生しなかった

ユーザーの氏名などは流出していなかったと確認していますが、Facebookに情報が送信されていたというのは危ない状況であったことから、危険なアプリではないかと指摘されました。

こちらも2020年にアップデートが行われ、情報が漏えいしないように調整したことでセキュリティ面は大幅に改善されました。

情報が中国を通過している疑惑

Zoomを利用している情報が、中国に漏えいしているのではないかと指摘されている部分があります。

Zoomは中国にもサーバーが置かれていたのですが、中国は検閲が厳しいことで有名となっており、中国共産党が情報を確認しているのではないかと指摘されていたのです。

サーバーが置かれているだけではあったものの、中国を通過していることで色々なものが抜き取られているのではという不安があったことから、Zoomを利用するのは危ないと言われていました。

しかし、こちらも修正が行われたことでセキュリティ面の問題は解消されており、現在は中国に情報が抜けてしまうような問題は起こっていません。

Zoomでの情報漏えいに対するセキュリティ強化の対策

Zoomはアップデートを繰り返していることで、情報漏えいに対するセキュリティ強化を図っています。

しかし、Zoom側だけで対応していくのではなく、個人でも対応できることはしっかり実施していくのが重要です。

個人でもできる方法として、次の手段が挙げられています。

  • 招待したユーザーだけ利用する
  • 最新版を利用する
  • 待機室を利用する
  • VPNを利用する

Zoomを利用する際は、全てのユーザーが利用できる状態にしないように、特定のユーザーだけが利用できる状態にして安全性を高めるという方法が有効です。

また、Zoomのアップデートはもちろんのこと、待機室の機能を利用してより安全な状況を作り出すのも重要となっています。

ここからは、Zoomのセキュリティを高めるための方法を詳しく説明します。

招待したユーザーだけが利用できる状況にする

Zoomを利用するユーザーは、招待した人だけに限定するという方法があります。

Zoomには招待したユーザーだけで利用できる機能が用意されていることから、誰でも勝手に入れる状態を作るのではなく、限られている人だけで利用する状況を作っていくのです。

招待したユーザーだけが利用するためには、次の方法を採用すれば問題ありません。

  • ホストがZoomに登録しているユーザーだけ利用できるようにする
  • ホストがドメイン認証が行われているユーザーだけ利用できるようにする

簡単なのはZoomに登録しているユーザーだけが利用できる状況ですが、多くの人が入り込んでしまう問題があります。

そこでドメイン認証が行われているユーザーだけ利用できる状態を作ることにより、さらにセキュリティを高めるという方法を採用します。

ドメイン認証を利用しているのであれば、対象外のユーザーが入ってくるような問題はありません。

ホスト側がしっかり対応できれば、ログインできる人は大幅に減らせます。

最新版のZoomを利用する

Zoomは常に最新版を利用するように心がけてください。

初期版のZoomには問題が多発していることが確認されていますので、過去のバージョンを利用している人は速やかにアップデートを行い、最新版に切り替えてください。

最新版に切り替えればセキュリティ面は大幅に改善されますし、Zoom側のトラブルによる情報漏えいというのはほぼなくなります。

最新版が更新されたときは、速やかにアップデートを行って万全の状態を作っておきましょう。

待機室の機能を利用する

Zoomで会議をする前に、待機室の機能を利用して利用者を管理するという方法があります。

待機室を利用して、本当に会議に参加すべき人なのか情報を確認しておけば、知らない人が入ってきて情報漏えいという問題が起こらなくなります。

待機室を利用している場合、一般的な方法に比べて確認作業がしっかりできることから、勝手に誰かが入ってくる問題は解消されます。

待機室を利用する承認したユーザーだけ会議に参加できるため安心
待機室を利用しない誰でも入れるため個人情報漏えいに繋がりやすい

ホストは待機室を利用してユーザーを集め、その場所にいるユーザーが本当に会議に参加すべき人なのか判断しておきます。

会議に参加できる人だけ待機室で承認し、会議に参加できるようにすれば問題ありません。

待機室にいても会議に参加できない人はそのまま排除すればいいだけですので、会議に参加される問題はないのです。

面倒かもしれませんが、利用するだけで大きく変わっていくのは間違いないため有効に利用していきましょう。

VPNを利用する

セキュリティを個人で高めたいと考えている場合は、VPNを利用するのが一番いい方法です。

VPNを利用することによって、暗号化がZoomに頼らなくてもしっかり実行されるため、個人情報が漏れてしまう問題はありません。

VPNを利用するVPNによる暗号化が実現しセキュリティが高まる
VPNを利用しないZoomのセキュリティに頼らなければならない

暗号化をしっかり実現したいと考えているなら、VPNを利用したほうが圧倒的にいいのは間違いありません。

また、VPNを利用することでアクセスしている場所の情報も漏れませんので、どこからアクセスして参加しているのかも知られません。

色々なものから守れるという観点でも、VPNを利用するのはかなり有効な方法と言えます。

ただ、VPNを利用していると海外からアクセスしているような扱いとなるため、詳しい人に気づかれる可能性はあります。

Zoomを使用する際におすすめのVPN3選

Zoomを利用する際におすすめできるVPNが3つあります。

  • NordVPN
  • ExpressVPN
  • Surfshark

より安全な状況を作りたいと考えている場合は、3つから1つを選んで採用してみましょう。

ここからは、おすすめできるVPNについて詳しく説明します。

NordVPN

月額料金1カ月プラン:2,110円/月
12ヵ月プラン:800円/月
24カ月プラン:580円/月
※スタンダードプランの場合
サーバー数6,400台以上(111ヵ国以上)
暗号化アルゴリズムAES-256bit
同時接続台数6台(1つのアカウント)
ノーログポリシーノーログポリシー対応
対応OSWindows、MacOS、Linux、Android、iOS
運営企業NordVPN s.a.

NordVPNは最先端のVPNとして導入されています。

新しい機能なども充実していることから、VPNとして利用するのは申し分ありません。

NordVPNには次の良さがあります。

  • 速度が落ちる心配がない
  • あらゆる問題がから守ってくれる
  • デバイスに関係なく利用可能

NordVPNは速度が落ちないため、勝手にスピードが落ちて利用しづらくなってしまう問題がありません。

また、マルウェアやウイルスなど、問題となるものからしっかり守ってくれる安心感があります。

デバイスもあらゆるものに対応しているため、Zoomを利用する人にとっては使いやすくなっています。

とにかく気軽に守れる状況を作りたいのであればNordVPNを利用してください。

ExpressVPN

expressvpn
月額料金1カ月プラン:$12.95/月
6カ月プラン:$9.99/月
12カ月プラン:$6.67/月
サーバ数3,000台以上(105ヶ国60都市)
暗号化アルゴリズムAES-256bit
同時接続台数5台
ノーログポリシーノーログポリシー対応
返金保証30日間
サポートメール・チャット
運営企業Express VPN International Ltd

ExpressVPNは世界で評価されているVPNです。

世界から多くの評価を受けていることにより、かなり使いやすくなっているVPNとして期待されています。

ExpressVPNには次の良さがあります。

  • プライバシーをしっかり守れる
  • 超高速なスピード
  • サポート体制の充実

プライバシーを守ってくれることから、安心してネットにアクセスできます。

また、ExpressVPNもスピードが落ちる心配がないため、安心して利用できるVPNです。

サポート体制が充実しており、困ったときにすぐ相談できるようにしているのも大きな要因です。

わかりやすいVPNの1つとして期待できるものとなっており、使いやすいサービスでもあります。

Surfshark

surfsharkvpn
月額料金1カ月プラン:2,308円/月
12カ月プラン:478円/月
24カ月プラン:308円/月
※Surfshark Oneの場合
サーバー数3,200台以上(100ヵ国以上)
暗号化アルゴリズムAES-256
同時接続台数無制限
ノーログポリシーノーログポリシー対応
対応OSWindows/macOS/iOS/Android/Linux
サポートメール・チャット
運営企業Surfshark B.V.(拠点:オランダ)

Surfsharkは簡単にセキュリティを強化できるサービスです。

VPNでもセキュリティ面に力を入れているのは間違いなく、強固なセキュリティを手に入れたいときに使えます。

Surfsharkには次の良さがあります。

  • 専用のアドレスが提供される
  • 広告もブロックしてくれる
  • 手ごろな価格で利用可能

VPNによって専用のアドレスが提供されることから、安心してアクセスできるようになります。

また、余計な広告がブロックされるような機能もあるため、不要な広告を排除できます。

価格面でも安くなっている点が大きなメリットで、すぐに導入できるVPNです。

安いものを利用したいと考えている時はSurfsharkがおすすめです。

Zoomの情報漏えいに関するよくある質問

Zoomの情報漏えいに関連する質問をいくつか紹介します。

本当に漏えいした場合にどうなるのか気になる質問が見られます。

漏えいした情報はどうなりますか?

漏えいした情報は勝手に利用されてしまいます。

どこで利用されるのかはわかりませんが、悪質な人が利用して使ってしまうのです。

使われた場所によっては、大きなトラブルの要因となってしまいます。

知らない人が入っている時は危ないのですか?

知らない人が入っている時は、Zoomから情報が抜かれている可能性があります。

また、会議の内容が知られてしまう可能性もあることから、あまり良くありません。

しっかり排除するようにして、利用する人だけで固めるようにしてください。

Zoomの情報が中国に行っているのは本当ですか?

以前は中国のサーバーを利用していましたが、現在は対策されているので問題ありません。

情報が中国に行っている可能性は指摘されていましたが、アップデートで改善されています。

現在のZoomを利用する分には気にしなくても大丈夫です。

Zoomは中国のサービスですか?

Zoomは中国のサービスではありません。

創業者は中国出身ですが、アメリカのサービスとして提供されています。

中国関連のシステムが利用されている可能性はあるものの、サービスの提供先はアメリカの企業です。

Zoomの情報漏えいについてまとめ

現在はアップデートなどによって大きく改善されているのは間違いありません。

しかし、現在でも安心して利用したいと考えているのであれば、VPNを利用して回線の暗号化をしっかり行ってください。

安定した利用状況を作っておけば、誰と会議をしても問題なく対応できます。