「香港はネット規制が厳しいと言われているけど、VPNを利用すればネット接続できるようになるの？個人情報は漏洩しないの？」
このように考えている方がいらっしゃるかと思います。
香港はネット規制が厳しいため、香港で利用できるVPNは限られています。
この記事では、香港でVPNを利用したい方に向けて選び方や安全性、おすすめのVPNについて詳しく説明します。
香港に旅行予定の方、香港に出張する方などは参考にしてください。
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この記事の目次
香港で日本のサイトや動画配信サービスを利用するのにVPNが必要
VPNは「Virtual Private Network」の略で、インターネット上で利用される仮想的なプライベートネットワークです。
VPNを利用すればセキュリティが高く安全にネット接続できたり香港からでも日本のサイトにアクセスできるため、香港に滞在する予定の方はVPNに契約しておいた方がいいでしょう。
香港に滞在しているとき、公共WiFiを利用する機会があると思います。
公共WiFiは危険性が高いので、VPNを活用してネットを安全に接続することが重要です。
また香港ではネット規制が厳しく時期によって、通信状況が悪くなったり、接続が途切れやすい傾向があります。
そのためVPNを契約する前に、香港での通信状況を確認しておきましょう。
香港で使えるVPNの選び方
香港で使えるVPNを選ぶ際は以下の項目に当てはまるか確認しましょう。
- 日本のサイトや動画サービスにアクセスできるか
- 無料体験や返金保証があるか
- VPNアプリが使いやすいか
- 料金が妥当か
- サポートが迅速で丁寧か
- 通信速度が速く安定しているか
- セキュリティが高いか
- 利用端末のOSに対応しているか
- 同時接続可能数はいくつか
- サーバーが香港に設置されているか
日本のサイトや動画サービスにアクセスできるか
VPNを使用して香港から日本のサイトや動画サービスにアクセスする場合、スムーズにアクセスできるか確認しましょう。
またVPNごとに対応している動画サービスが異なるので、利用したい動画サービスに対応しているかも確認しましょう。
対応している動画サービスは、VPNの公式サイトに詳細が載っています。
無料体験や返金保証があるか
無料体験や返金保証を提供している場合、実際に香港で利用して使い勝手を試すことができます。
香港では時期によって通信速度が遅くなる場合もあるので、口コミで「通信速度が速かった」と書かれていても、現地で使ってみたら「通信速度が遅かった」ということが起きるかもしれません。
無料VPNには、永久に無料で利用できるもの、初回支払い後に返金保証を利用して実質無料になるもの、一定期間のみ無料で利用できるものの3タイプがあります。
永久に無料のVPNは限られていますが、実質無料のVPNは多いです。
VPNアプリが使いやすいか
VPN初心者はアプリの使いやすさを重視することをおすすめします。
シンプルなデザインで、手順書を読まずに操作手順がわかるようなVPNを選ぶと良いでしょう。
料金が妥当か
VPNの料金プランはさまざまな種類があるため、ご自身の生活に合ったプランを選ぶことが大切です。
通常、長期プランは割引率が高まります。
留学や旅行など香港滞在を予定している場合は、その期間に合わせたプランを選択することがおすすめです。
もし料金が高いと感じた場合は、接続可能台数が多いVPNを選んで家族や友達と料金を割り勘することも考えられます。
サポートが迅速で丁寧か
サポートが素早く丁寧だと、問題や不具合が発生した際にスムーズに対処してもらえるので、安心してVPNを利用できます。
特に、日本語サポートや24時間365日対応しているVPNがおすすめです。
日本企業が運営するVPNは、日本語サポートに対応しており信頼性が高いです。
通信速度が速く安定しているか
香港に出張する方や長期留学する方は、現地でオンライン会議をおこなったり動画閲覧する機会が多いでしょう。
スムーズにアクセスできるようにするには通信速度の速さと安定性が重要です。
通信速度が速いかは、サーバーの数に注目すると良いです。
サーバー数が多ければ、アクセスが集中しても様々なサーバーに分散されるため通信速度は速く安定します。
また実際にVPNを利用している方の口コミを確認したり、無料体験を利用して通信速度を試してみることもおすすめです。
セキュリティが高いか
香港で仕事をする方は、仕事の大切な情報の送受信を行うためセキュリティが高いVPNを選びましょう。
また香港滞在中は、カフェや公共のWiFiを使用する機会が増えます。
無料WiFiは情報漏洩のリスクが高まるため、ノーログポリシー、キルスイッチ、AES256bit暗号化などのセキュリティ機能が組み込まれたVPNの利用がおすすめです。
スマートフォンやPCなどの利用端末にセキュリティソフトを組み込むことも効果的です。
利用端末のOSに対応しているか
利用するデバイスのOSに対応していないと、VPNを契約しても利用することができません。
VPNはiOSやAndroidなど、様々なOSに対応しています。
VPNを選ぶ際には、利用するデバイスのOSに合わせたものを選ぶように心がけましょう。
同時接続可能数はいくつか
VPNごとに同時接続数が異なるため、利用したいデバイス数をあらかじめ確認しておきましょう。
同時接続数が多いほど、1つのアカウントで複数のデバイスに接続でき、家族や友達と共有したい際に便利です。
サーバーが香港に設置されているか
香港からVPNを利用する場合、香港にサーバーが設置されていないと、動画やサイトのアクセスが制限される可能性があります。
VPNの公式サイトにはサーバーの設置国が記載されているので、事前に確認しておくことが大切です。
香港でVPNを使うメリット
香港でVPNを使うメリットは以下のとおりです。
情報漏洩から守ってくれる
大体のウェブサイトは暗号化されていますが、SSL化されていないサイトもあります。
これらのサイトにアクセスすることで、個人情報や機密データが第三者に傍受されるリスクがあります。
このようなリスクから身を守るために、VPNを利用して通信内容を暗号化し、外部からの不正アクセスからデータを保護します。
日本のサイトや動画サービスにアクセスできる
海外滞在中は、ジオブロックによりYouTubeやSpotify、Podcastなどが制限されることがあります。
VPNを利用することで、どこにいても好きなコンテンツを楽しむことができ、海外でも日本のサイトやサービスにアクセスできるようになります。
利用する前に、VPNが対応しているサイトを事前に確認しておきましょう。
航空券やホテルが割引される
飛行機での移動やホテルでの滞在の機会が増えるでしょう。
航空券やホテルの料金は国によって異なり、旅行サイトや航空券サイトはIPアドレスを用いて国を特定し、表示料金を調整しています。
このためVPNを活用して他国のサーバーに接続することで、航空券やホテル料金をお得に購入できる可能性があります。
決済時にデータを保護してくれる
オンラインショッピングをする際にクレジットカードで決済する機会が増えるでしょう。
オンラインでのクレジットカード決済時、個人情報がハッカーや犯罪者に漏れるリスクが存在します。
個人情報の漏洩は、振り込み詐欺や架空請求詐欺の標的になる可能性があります。
VPNはインターネット通信を暗号化するため、ユーザーが入力した個人情報はハッカーや盗聴者が解読できなくなり、安全にオンライン決済が行えるようになります。
フリーWiFiを安全に利用できる
香港での生活では、移動中やカフェ、電車内などで無料のフリーWiFiを利用する機会が増えます。
しかし、フリーWiFiはセキュリティリスクがあり、デバイスのマルウェア感染や個人情報の盗難の可能性が考えられます。
VPNを利用することでプライバシーが守られ、個人情報の漏洩リスクを軽減できます。
香港で使えるおすすめVPN3選
香港で使えるおすすめVPNは以下の3つです。
香港ではネット制限が厳しいため、香港では使えないVPNもあります。
必ず香港にサーバーが設置されているか確認してから契約しましょう。
NordVPN
| 月額料金 | 1カ月プラン：2,110円/月 12ヵ月プラン：800円/月 24カ月プラン：580円/月 ※スタンダードプランの場合 |
| サーバー数 | 6,400台以上(111ヵ国以上) |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
| 同時接続台数 | 6台（1つのアカウント） |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 対応OS | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS |
| 運営企業 | NordVPN s.a. |
NordVPNは、パナマ拠点の企業「nordvpns.a.」が提供するVPNサービスです。
支払い方法がクレジットカード、Google Pay、PayPal、UnionPay、AmazonPay、暗号通貨の6つあります。
通信速度は高速かつ安定しており、ウェブサイト閲覧や動画視聴、オンライン会議を快適に利用できるでしょう。
通信速度が速いため、中国に長期滞在する方や仕事する方におすすめのVPNです。
ノーログポリシーを採用し、AES256bitの軍事レベルの暗号化規格を使用しているためセキュリティが高く、香港でも安心してネットに接続できます。
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ExpressVPN
| 月額料金 | 1カ月プラン：$12.95/月 6カ月プラン：$9.99/月 12カ月プラン：$6.67/月 |
| サーバ数 | 3,000台以上(105ヶ国60都市) |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
| 同時接続台数 | 5台 |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 返金保証 | 30日間 |
| サポート | メール・チャット |
| 運営企業 | Express VPN International Ltd |
ExpressVPNは、イギリス領ヴァージン諸島の企業Express VPN Internationalが提供するVPNサービスで、高いセキュリティが特徴的です。
AES-256というアメリカ政府が採用する暗号化方式を使用していたり、外部監査を受けていたり、VPN接続が切れた際に情報漏洩を防ぐキルスイッチ機能も備えているため、安全性が高いです。
しかしiOS版にはキルスイッチ機能がないため、利用する際は注意が必要です。
ExpressVPNは94か国からのVPNサーバーを提供し、特定の国のロケーションを選択することで、海外コンテンツへのアクセスや規制された国でも接続が可能です。
中国だけでなく、さまざまな国に滞在する予定がある方に向いています。
通信速度は高く、Lightwayなどのプロトコルを使用してストレスなくスムーズに利用できます。
Surfshark
| 月額料金 | 1カ月プラン：2,308円/月 12カ月プラン：478円/月 24カ月プラン：308円/月 ※Surfshark Oneの場合 |
| サーバー数 | 3,200台以上(100ヵ国以上) |
| 暗号化アルゴリズム | AES-256 |
| 同時接続台数 | 無制限 |
| ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
| 対応OS | Windows/macOS/iOS/Android/Linux |
| サポート | メール・チャット |
| 運営企業 | Surfshark B.V.（拠点：オランダ） |
Surfsharkはオランダに拠点を置くVPNサービスで、「VPN Solution of the Year 2022」に表彰されAV-TEST認証を取得しています。
AES-256暗号化を使用していたり、ノーログポリシーを採用していたり、キルスイッチ機能も搭載しているためセキュリティが高いといえます。
さまざまなデバイスを同時に接続可能なので1つのアカウントを家族や友人と共有しながら安全にインターネットを利用できます。
ストレスなく動画配信や大容量ファイルの送受信にも適しているので、中国で動画やゲームを楽しみたい方におすすめです。
30日間の返金保証を提供しているため、通信速度など使い勝手を実際に試すことができます。
「VPNを契約するか迷っている」「中国は通信状況が悪いと聞くので、実際に試してみたい」といった方に向いています。
香港でVPNを利用する手順・方法
香港でVPNを利用する手順は各サービスにより異なりますが、一般的な使い方は以下のとおりです。
- 契約したいVPNのプランを選択する
- 情報（名前やメールアドレス、クレジットカード情報など）を入力する
- VPNや利用するアプリをダウンロードする
- 接続したいサーバーを選択する
- VPNに接続する
解約方法は以下のとおりです。
- VPNにログインする
- チャットボットを起動する
- 担当者に解約することを伝える
- 解約処理が行われる
返金方法は以下のとおりです。
- チャットボックスを起動する
- 担当者に返金希望を伝える
- 返金手続きが行われる
返金手続きが終わってから数日後に返金されているケースが多いです。
香港でVPNを利用する際の注意点
香港でVPNを利用する際の注意点は以下の3点です。
- 料金がかかる
- 通信速度低下したり、不安定になりやすい
- 漏洩のリスクがゼロではない
料金がかかる
有料VPNは一般的に月額1000円程度の費用がかかります。
無料のVPNは料金はかからないものの、低いセキュリティと不安定な通信速度が懸念されるため、安全性や通信速度を重視する場合は有料のVPNを選択することがおすすめです。
料金を少しでも安く利用したい方は、同時接続可能台数が多いVPNと契約しましょう。
1つのアカウントから家族や友達と共有できるため、1人が払う料金が安くなるからです。
通信速度が低下したり、不安定になりやすい
通信速度が低下したり、不安定になりやすいのはデバイスに不具合が生じていたり、接続したサーバーとの距離が遠かったり、混雑する時間帯に接続していたりする可能性があります。
また、香港ではネット規制が厳しいため一時的に繋がらないこともあります。
通信速度が遅いとデータの暗号化も速度も影響するため、動画ストリーミング中に一時的な接続中断が生じることがあります。
情報漏洩のリスクがある
VPNを利用していても、情報漏洩のリスクはゼロではありません。
特に公共WiFiを利用する際は、情報漏洩のリスクが高まります。
セキュリティを重視する場合は、軍事レベルのAES256ビット暗号化、キルスイッチ機能、そしてノーログポリシーを備えたVPNを選ぶことがおすすめです。
スマートフォンやPCには、VPN利用前にセキュリティソフトを導入することも重要です。
香港でVPNを利用する際によくある質問
- 香港でVPNを利用しても違法にはなりませんか？
- VPNに契約するタイミングは、日本にいる時ですか？香港に行った時ですか？
- 香港に行く際、VPNはあった方がいいですか？
- 日本に帰ってきたときにもVPNは利用できますか？
- VPNの接続が悪くなった時はどうすればいいですか？
違法など、香港でVPNを利用する際によくある質問を紹介します。
香港でVPNを利用しても違法にはなりませんか？
VPNの利用自体は香港は合法です。
ただし「ファイルのダウンロード」、「ハッキング」、「IPアドレスを隠して誹謗中傷する」などを行った場合は違法になります。
VPNに契約するタイミングは、日本にいる時ですか？香港に行った時ですか？
日本にいる時にVPNを契約しておいた方がよいでしょう。
香港でネットが上手く繋がらず、VPNに契約することが難しいケースがあるからです。
渡航前にVPNアプリをインストールしたり、VPNの契約しておくことをおすすめします。
香港に行く際、VPNはあった方がいいですか？
VPNがなくても生活はできますが、VPNがあった方がよいでしょう。
香港にいても日本のサイトや動画を楽しみたい方、安全にネットを利用したい方におすすめです。
日本に帰ってきたときにもVPNは利用できますか？
日本でもVPNは利用できます。
サブスクを安く契約したい方、航空券やホテルを安く購入したい方、日本から海外で配信されている動画を見たい方におすすめです。
VPNの接続が悪くなった時はどうすればいいですか？
サーバーを再接続したり、アクセスが集まる時間の利用をさけたりしましょう。
それでも解決しない場合はサポートの担当者に問い合わせしましょう。
まとめ
この記事のまとめは以下のとおりです。
- 香港で使えるVPNを選ぶ際のポイントは「無料体験できるか」「通信速度」「セキュリティ」「対応OS」「料金」「サポート体制」「セキュリティ」「通信速度」「料金」
- 香港でVPNを使うメリットは「情報漏洩から守ってくれる」「フリーWiFiを安全に利用できる」「日本のサイトにアクセスできる」
- 香港でVPNを利用する際の注意点は「通信速度が低下したり、不安定になりやすい」「情報漏洩のリスクがゼロではない」「料金がかかる」
香港での生活スタイルに合わせたVPNを選ぶために、優先条件を明確にしましょう。
例えば、香港に短期旅行予定の方は「セキュリティ」を重視すれば日本のウェブサイトに安全にアクセスできます。
出張やノマドワークをしに香港に行く場合は、業務に関わる重要な情報の漏洩を防ぐために「セキュリティ」を重視し、オンラインミーティングがスムーズに行えるように「通信速度」にも注目しましょう。
香港で留学を考える場合は、日本のウェブサイトや動画に安全にアクセスできるよう、「セキュリティ」を重視するとよいでしょう。
洗い出した条件を満たすかどうかを確かめるために無料体験を利用することがおすすめです。
