通常のレンタルサーバーでは満足できない方におすすめのサービスがVPSです。
自由度が高くて、コスパに優れていて、他のユーザーの影響を受けにくいなどVPSにはメリットが大きいため注目されています。
本記事ではVPSのおすすめサービスの比較やVPS選びのポイント、VPSのメリット・デメリットまで詳しく紹介します。
これからVPSの利用を検討している方は参考にしてください。
この記事の目次
おすすめのVPS比較表一覧
サービス名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ容量 |
---|---|---|---|---|
ConoHa VPS | 4GB:1,268円~ 8GB:2,394円~ 16GB:5,393円~ | 512MB~64GB | 1コア~24コア | 30GB~100GB |
さくらのVPS | 4GB:3,227円~ 8GB:6,454円~ 16G:12,100円~ | 512MB~32GB | 1コア~10コア | 25GB~1,600GB |
KAGOYA CLOUD VPS | 4コア4GB30GB:1,540円 8コア8GB100GB:7,150円 10コア16GB100GB:14,300円 | 1コア~12コア | 1GB~32GB | 25GB~1,600GB |
シン・VPS | 4GB:3,091円~ 8GB:6,000円~ 16GB:12,001円~ | 512MB~32GB | 1コア~12コア | 30GB~1,600GB |
Xserver VPS | 4GB:1,700円~ 8GB:3,201円~ 16GB:7,200円~ | 2GB~64GB | 3コア~24コア | 50GB~100GB |
ABLENET | V2(2.5GB):2,167円~ V3(6GB):4,012円~ V4(10GB):6,662円~ | 500MB~16GB | 1コア~8コア | 30GB~200GB |
お名前.com VPS | 4GB:3,398円~ 8GB:6,899円~ 16GB:13,903円~ | 1GB~16GB | 2コア~10コア | 100GB~1,000GB |
それぞれのサービスごとに同じメモリのプランでも月額料金やストレージ容量などに違いがあります。
上記以外にも、サポート体制やオプション、対応するOSなどにも違いがいくつも存在するため、よく比較して選ぶことが大切です。
【2024年最新】人気のVPSおすすめ7選
最新の人気VPSについておすすめ7選を紹介します。
ConoHa VPS
サービス名 | ConoHa VPS |
月額料金 | 4GB:1,268円~ 8GB:2,394円~ 16GB:5,393円~ |
メモリ | 512MB~64GB |
CPU | 1コア~24コア |
ストレージ容量 | 30GB~100GB |
ConoHa VPSは時間課金と長期利用の2つの料金タイプから選べるのが特徴です。
時間課金の場合は、最大でも通常の月額料金と同額になるため、使った分だけコストが発生してお得なシステムとなっています。
長期利用の場合は、長期契約になるほど料金がより割引されていくシステムであり、最長3年までの契約期間から選べるシステムです。
標準サービスとして多くのOSやアプリケーションのテンプレートイメージを用意しており、スムーズに環境を構築できます。
WordPressを高速化できるKUSANAGIに対応しており、サイトやブログの運営をしたい方におすすめです。
幅広いプランが用意されており、どのような用途にも対応できます。
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さくらのVPS
サービス名 | さくらのVPS |
月額料金 | 4GB:3,227円~ 8GB:6,454円~ 16G:12,100円~ |
メモリ | 512MB~32GB |
CPU | 1コア~10コア |
ストレージ容量 | 25GB~1,600GB |
さくらのVPSはメモリ512MBから32GBまで幅広いプランを用意しており、ストレージ容量の大きなプランがあるのが特徴です。
ストレージは後からオプションでさらに増量できるため、ストレージ容量にこだわる方におすすめできます。
石狩と大阪、東京の3つのリージョンから選べるのが特徴であり、安定性やスペックなどに違いがあります。
さまざまなOSが標準で用意されており、各OSはいつでもワンクリックで再インストールが可能です。
クレジットカード支払いの場合は2週間のお試し期間が用意されており、無料で試しに使ってみることができます。
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KAGOYA CLOUD VPS
サービス名 | KAGOYA CLOUD VPS |
月額料金 | 4コア4GB30GB:1,540円 8コア8GB100GB:7,150円 10コア16GB100GB:14,300円 |
メモリ | 1コア~12コア |
CPU | 1GB~32GB |
ストレージ容量 | 25GB~1,600GB |
KAGOYA CLOUD VPSはメモリとCPU、ストレージ容量に応じて幅広い料金プランがあるVPSサービスです。
スタンダードプランに加えて大容量プランが用意されており、ストレージ容量は最大で1,600GBのプランまであります。
豊富なOSテンプレートが用意されており、Windows Serverがあるため初心者にもおすすめです。
OSテンプレートとアプリケーションを選択することで望んだ環境を簡単に構築できます。
オプションとしてスナップショットやロードバランサー、独自ドメイン取得、SSLサーバー証明書の取得代行などがあるため便利です。
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シンVPS
サービス名 | シンVPS |
月額料金 | 4GB:3,091円~ 8GB:6,000円~ 16GB:12,001円~ |
メモリ | 512MB~32GB |
CPU | 1コア~12コア |
ストレージ容量 | 30GB~1,600GB |
シンVPSはさまざまなスペックやストレージ容量のプランを揃えているVPSサービスです。
個人利用から大規模なシステム開発まで、幅広い用途に適したプランを用意しています。
アプリイメージを50以上用意しており、ワンクリックで自動的にインストールされるため便利です。
100GB単位でストレージ増設ができるため、容量が足りなくなったとしても安心できます。
サーバーのスペックが不足しているときには、ワンクリックで上位プランに変更することが可能です。
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Xserver VPS
サービス名 | Xserver VPS |
月額料金 | 4GB:1,700円~ 8GB:3,201円~ 16GB:7,200円~ |
メモリ | 2GB~64GB |
CPU | 3コア~24コア |
ストレージ容量 | 50GB~100GB |
Xserver VPSはハイスペックなVPSを比較的低価格で提供しているためコストパフォーマンスに優れています。
最大でメモリ64GB、CPU24コアのプランまで用意されており、幅広いニーズに対応しているサービスです。
ストレージ増設とイメージ保存容量追加のオプションが用意されているため、容量不足になったとしてもすぐに解決できます。
さまざまなOSイメージに加えて、AIツールやビジネスツールなどのアプリケーションも用意されていて便利です。
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ABLENET VPS
サービス名 | ABLENET |
月額料金 | V2(2.5GB):2,167円~ V3(6GB):4,012円~ V4(10GB):6,662円~ |
メモリ | 500MB~16GB |
CPU | 1コア~8コア |
ストレージ容量 | 30GB~200GB |
ABLENET VPSはV0からV5までの全部で5つのプランを展開しているVPSサービスです。
ストレージはSSDに対応しており、30GBから200GBまでの容量のプランが揃っています。
さまざまなOSのテンプレートを用意しており、MinecraftやRustなどゲームのテンプレートもあるため、マルチプレイをしたい方におすすめです。
コントロールパネルはわかりやすいUIが採用されており、初心者でも直感的に操作できます。
契約期間の途中でもプラン変更に対応しており、スペックが不足した場合は自由にスケールアップが可能です。
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お名前.com VPS
サービス名 | お名前.com VPS |
月額料金 | 4GB:3,398円~ 8GB:6,899円~ 16GB:13,903円~ |
メモリ | 1GB~16GB |
CPU | 2コア~10コア |
ストレージ容量 | 100GB~1,000GB |
お名前.com VPSはメモリ1GBプランから16GBプランまで用意しており、幅広い価格帯やスペックのプランがあるのが魅力です。
仮想化技術のKVMを取り入れており、Linux環境を構築するのに最適な技術を活用できます。
24時間365日のサポートに対応していて、電話やメール、チャットですぐに疑問や悩みを解決できるため安心です。
支払い方法はクレジットカードだけではなく、請求書払いや銀行振込、コンビニ払いも受け付けていて、都合の良い方法を選べます。
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VPS (Virtual Private Server)とは
VPSとは「Virtual Private Server」のことで、日本語に訳すと仮想専用サーバーと呼ばれます。
一般的な共用サーバーは1つの物理的なサーバーを複数人で共有して利用するのが特徴ですが、他のユーザーの影響を受ける点がデメリットでした。
VPSは物理的なサーバーを仮想的に分割して、ユーザーが専用できる領域を割り当てていき、独立した環境を構築した上で利用できるのが特徴です。
他のユーザーからは独立した環境を利用できるため、他のユーザーの影響を受けにくくなります。
VPSの特徴
VPSの特徴をまとめると以下の通りです。
- ユーザーごとにゲストOSが用意されている
- 自由にカスタマイズできる
- 専用サーバーよりも割安で利用できる
VPSはそれぞれのユーザーごとにゲストOSが用意されるのが特徴であり、他のゲストOSと干渉することがありません。
他のユーザーの用途に左右されず、比較的安定した環境でサーバーを利用できるのがVPSの特徴です。
専有できる領域が割り当てられるだけではなく、比較的自由にカスタマイズできるのもVPSの特徴といえます。
たとえば、OSやアプリケーションを自由にインストールできるサービスがあり、目的に合わせた環境を構築することが可能です。
専用サーバーと比較して割安で利用できるため、VPSはコストパフォーマンスに優れています。
レンタルサーバーよりも多少価格相場は高くなるのですが、1,000円程度で利用できるプランも用意されており、低価格で利用できるサービスです。
VPSはどんな人におすすめ?
VPSは以下のような人におすすめできるサービスです。
- OSやアプリケーションを自由にインストールしたい
- システム開発に利用したい
- ゲームのマルチプレイ用のサーバー構築をしたい
自身でOSやアプリケーションを自由にインストールしたい方にVPSはおすすめできます。
たとえば、システム開発をする際に必要な環境構築を自由に行うことができるため、開発環境を用意したい方にもVPSはおすすめです。
また、ゲームのマルチプレイ用のサーバーを用意したい方にもVPSはおすすめです。
さまざまなプランが用意されていることが多いため、マルチプレイをする人数に合わせて最適なプランを選べます。
VPS選びの重要ポイント
VPSを選ぶ際には以下のポイントを重視しましょう。
- 料金
- 操作性
- 対応しているOSの種類
- サポート体制
選び方のポイントについて詳しくみていきます。
料金
目的のために必要なスペックを考えた上で、最適なプランを探し、どのくらいの料金がかかるのかチェックしましょう。
VPSのプランによって、CPUコアやメモリ、ストレージ容量は異なっているものです。
必要以上に高スペックのプランでは、料金が割高になってしまうため注意しましょう。
また、料金は契約期間が長くなるほど安くなるシステムが多いため、契約期間をあらかじめ決めておくことも大切です。
料金についてはキャンペーンが適用されれば割引されることがあるため、キャンペーンの適用条件も調べておきましょう。
操作性
VPSの操作性が良いかどうか、自身にとって使いやすいUIかにこだわることは重要です。
コントロールパネルや管理画面などが使いやすいデザインになっているか事前に確認しましょう。
お試し期間が用意されているサービスの場合は、実際に契約をして操作してみることをおすすめします。
また、口コミや評判を調べてみて、操作性についてどのように評価されているのか確認するのも参考になるでしょう。
対応しているOSの種類
VPSは、それぞれのサービスごとに対応しているOSが異なっているため、事前に調べておきましょう。
OSのテンプレートが用意されているサービスが多く、用意されたテンプレートの中から自由にOSのインストールができます。
VPSでのコマンド操作に不安がある場合には、Windows Serverに対応したサービスを利用するのがおすすめです。
また、自身で用意したOSイメージをアップロードしてインストールできるサービスもあります。
サポート体制
VPSがどのようなサポート体制を用意しているかにこだわると、初心者でも安心して利用できます。
一般的なレンタルサーバーとは異なり、VPSはサーバーの構築や管理などで専門的な知識が要求されるため、利用するハードルは高いです。
問い合わせに迅速に対応してくれるサービスや、設定代行や運用支援のサポートを実施しているサービスは初心者におすすめできます。
自身のスキルに合わせて最適なサポートを受けられるVPSサービスを選びましょう。
VPSのメリット
VPSを利用するメリットは以下の通りです。
- 用途に合わせて環境を構築できる
- プラン変更やストレージの増加に柔軟に対応してもらえる
- 他のユーザーの影響を受けにくく安定性がある
- コストパフォーマンスに優れている
VPSのメリットについて詳しくみていきます。
用途に合わせて環境を構築できる
VPSは自身でサーバーの環境構築ができるため、自由度が高い点がメリットとなっています。
どのようなOSを利用するか、どんな設定をするのか、自身で決められる範囲が広いのが特徴です。
そのため、システム開発からゲームのマルチプレイまで幅広い用途に対応できます。
ただし、サーバーで利用できるOSやアプリケーションに一部制限が設けられているケースもあるため注意しましょう。
プラン変更やストレージの増加に柔軟に対応してもらえる
VPSはさまざまなプランが用意されており、後で自由に変更できるケースが多い点はメリットです。
また、仮想化されたサーバーが割り当てられる仕組みのため、後でストレージ容量の増加に対応しているケースがよくあります。
有料オプションとしてストレージ増量に対応するサービスが多く、容量不足を感じたときにはストレージの増加に柔軟に対応できるため便利です。
サーバー1台の構成だけではなく、後から2層や3層など複数台のサーバー構成に変更できるサービスもあります。
スケーラビリティに優れているのがVPSの大きなメリットであり、状況の変化に即座に対応できるでしょう。
他のユーザーの影響を受けにくく安定性がある
VPSは他のユーザーとは独立した領域を利用できるサービスのため、他のユーザーの影響を受けにくいです。
他のユーザーが運用しているサイトにアクセスが集中したとしても、異なる領域を利用しているため影響を最小限に抑えることができます。
そのため、一般的なレンタルサーバーと比較するとVPSは安定性が高く、トラブルが発生しにくいです。
コストパフォーマンスに優れている
専用サーバーを利用するには高額な料金がかかるのですが、VPSは専用サーバーよりも料金が割安です。
一般的なレンタルサーバーよりは料金相場が高くなるのですが、低価格の料金プランも用意されており、専用領域が利用できることを考えるとコスパに優れています。
さまざまなプランが用意されており、必要なスペックのプランを選ぶことができれば手頃な価格で利用できる点がVPSのメリットです。
VPSのデメリット
VPSのデメリットを以下にまとめました。
- 自身で環境構築をする必要がある
- セキュリティ対策に気をつける必要がある
- リソースに制限がある
- 管理作業の負担が大きい
VPSを利用するデメリットについて詳しくみていきます。
自身で環境構築をする必要がある
VPSを利用するには自身で環境構築を進める必要があり、初心者にはハードルが高い点がデメリットになります。
技術的な知識が要求されるため、何をすればいいかわからない人は多いでしょう。
用途に合わせて適切な環境構築ができないと、VPSの契約をしても上手く使いこなせずに後悔します。
VPSで扱うOSはLinuxなど日頃馴染みのないものが多く、コマンド操作が必要になる点もハードルが高いです。
ただし、Windows Serverを扱っているサービスの場合は、マウス操作で違和感なく利用できます。
セキュリティ対策に気をつける必要がある
VPSではセキュリティ関連の設定や対策も自身が行う必要があり、リスクが高い点がデメリットです。
VPSに対するサイバー攻撃や不正アクセスなどの被害はたくさんあり、情報漏洩などを引き起こすリスクがあります。
VPSを導入する際には、どのようなセキュリティ対策を施すのか、あらかじめ計画を立てることが重要です。
たとえば、リモートログインの停止やポート番号の変更、公開鍵認証の設定といった対策があります。
リソースに制限がある
VPSは物理的なサーバーを仮想的に分割して共用で利用する仕組みのため、物理的なサーバーのリソースのすべてを専有できるわけではありません。
他のユーザーとリソースを分け合う形になるため、リソースに制限がかかる点はデメリットになります。
VPSは運営側で閾値が設定されていることが多く、使用するリソースが閾値を超えると制限がかかる仕組みです。
リソース制限が実施されると、通常の利用に大きな影響が生じてしまうため、あらかじめリソース制限の条件を確認しましょう。
管理作業の負担が大きい
VPSではサーバーの維持管理を自身で行うことになり、レンタルサーバーと比較して運用していく上での負担が大きいのがデメリットです。
たとえば、OSのアップデートの作業は自身で行う必要があり、怠ればセキュリティ上のリスクが高まります。
また、日常的にログのチェックを行っておくことも、セキュリティを維持する上で重要です。
パフォーマンスやセキュリティの維持のために設定の見直しを図るケースもあり、細々とした作業が多く発生します。
VPSを導入する方法
VPSを導入するまでの詳しい手順を以下にまとめました。
- VPSサービスを選ぶ
- VPSサービスと契約する
- 料金を支払う
- 初期設定を行う
- 運用開始
VPSを導入するまでの手順を詳しくみていきます。
手順 ①:VPSサービスを選ぶ
まずはどのVPSサービスを利用するのか、よく比較した上で選びましょう。
本記事で紹介したサービスの中から選べば、信頼できるサービスと契約できます。
どのような目的で利用するのか、どの程度のスペックやリソースが必要になるのかを把握した上で選ぶことが大切です。
手順 ②:VPSサービスと契約する
利用したいVPSサービスを選んだ後は、実際に契約を行います。
契約の手続きは各サービスの公式サイトにアクセスして、申込みフォームに必要事項を入力して送信するという流れです。
契約するプランやオプションなどを選択できるため、目的に合わせて最適な選択をしましょう。
手順 ③:料金を支払う
申込みをした後で実際に料金を支払うことで、サービスを利用できるようになります。
決済方法は各サービスごとに異なっており、決済方法によって決済が確認されるまでにかかる時間が異なる点に注意しましょう。
クレジットカード払いの場合は料金の支払いがすぐに確認されるため、即日でVPSサービスの利用を始められます。
手順 ④:初期設定を行う
VPSサービスを実際に利用できるようになったならば、初期設定を済ませましょう。
OSやアプリケーションのインストール、ドメインの登録・設定、SSLの設定、MySQLの設定などを行います。
VPSサービスを利用する用途によって必要な設定は異なるため、事前に確認しておきましょう。
手順 ⑤:運用開始
初期設定を行った後は、それぞれの目的に合わせて実際のVPSサービスの運用を始めます。
利用していて困ったことがあれば、すぐにサポートへ問い合わせをしましょう。
サービスに直接関連する内容の質問であれば、正確な回答を期待できます。
ただし、技術的な質問は対応してくれないケースが多いため、その場合は自分で解決しなければいけません。
VPSとレンタルサーバーの違いを比較
VPSとレンタルサーバーの違いを以下にまとめました。
VPS | レンタルサーバー | |
仕組み | 物理的なサーバーを仮想的に区分して専有できる | 物理的なサーバーを複数のユーザーが共有して利用する |
リソース共有 | 独立したリソースを持てる | リソースを複数のユーザーで共有する |
カスタマイズ性 | 高い | 低い |
料金 | レンタルサーバーより高い | 安い |
VPSは物理的なサーバーを仮想的に区分して、各ユーザーが専有する仕組みであり、独立したリソースを持てるのが特徴です。
VPSであれば、ユーザーは自由に設定を行うことができるため、カスタマイズ性にも優れています。
一方、レンタルサーバーはユーザーが1つの物理的なサーバーを共有して利用する仕組みであり、リソースは他のユーザーと共有することになるため制限がある点がデメリットです。
また、レンタルサーバーは運営側でサーバーの設定を行っており、カスタマイズ性が低くなります。
料金はレンタルサーバーよりもVPSの方が高いのですが、VPSは専用サーバーと比較すると料金は安いです。
VPSとAWSの違いを比較
VPSとAWSの違いを以下にまとめました。
VPS | AWS | |
サーバーの種類 | 仮想サーバー | 仮想サーバー |
リソースの拡張 | 容易 | 容易 |
カスタマイズ性 | 高い | 高い |
オプション | あまり充実していない | 豊富 |
料金 | 安価 | VPSより高額 |
AWSは「Amazon Web Services」のことであり、Amazonの提供するクラウドサービスを指します。
AWSは仮想サーバーを提供する点ではVPSと共通しており、契約すれば自由にサーバー環境の構築ができるのが特徴です。
AWSはVPSよりもカスタマイズ性が高く、高度な機能がオプションで用意されている点はVPSにはないメリットといえます。
たとえば、AWSを利用するとデータベースや機械学習などの機能を利用可能です。
ただし、AWSはVPSよりも料金が高いため、コスト面でみるとVPSの方が優れています。
あまり高度な機能を必要としないのであれば、VPSでも十分に満足できるでしょう。
VPSに関するよくある質問
VPSに関するよくある質問を以下にまとめました。
- VPSを利用するのに専門的な知識や技術は必要ですか?
- VPSを扱うためのOSにはどんな種類がありますか?
- VPSの料金の支払方法は?
- VPSのセキュリティ対策にはどんな方法がありますか?
- VPSを解約するにはどうすればいいですか?
VPSについてのよくある質問について回答していきます。
VPSを利用するのに専門的な知識や技術は必要ですか?
VPSは、自身で環境構築を進める必要があるため、ある程度の専門的な知識が必要になります。
OSやアプリケーションなどについての知識が要求されるため、必要な知識を持っているか確認しましょう。
ビジネスでVPSを活用する場合は、専門的な知識を持った人材を用意しておく必要があります。
ただし、OSやアプリケーションをインストールするテンプレートなどを用意しているサービスは多いです。
また、管理画面やコントロールパネルからさまざまな操作や設定ができます。
たとえば、ゲームのマルチプレイのためにVPSを利用したいケースなどでは、それほど高度な専門的知識は要求されません。
VPSを扱うためのOSにはどんな種類がありますか?
VPSを扱うためのシステムのことをOSと呼び、さまざまなOSをインストールすることができます。
VPSで扱われているOSは基本的にLinux系のものが多く、代表的なものは以下の通りです。
- CentOS
- Ubuntu
- Debian
- Fedora
Linuxはコマンドを入力して操作するタイプのOSであり、コマンドベースであらゆる操作が可能なため、VPSで採用されることが多いです。
ただし、Linuxを扱うには専門的な知識が必要なため、初心者にとってはハードルが高くなります。
Linux系のOSを扱う自信がない場合には、マウス操作ができるWindows Serverがおすすめです。
VPSの料金の支払方法は?
VPSサービスの料金の支払方法の主なものを以下にまとめました。
- クレジットカード
- 請求書払い
- 銀行振込
- 口座振替
- コンビニ払い
- チャージ
クレジットカード払いはすぐに料金の支払いが実行されるのがメリットであり、最短即日でVPSを利用できます。
事業に用いる場合は、経費の支払いの証明に利用できる請求書払いがおすすめです。
それぞれの事情に合わせて最適な支払い方法を選びましょう。
VPSのセキュリティ対策にはどんな方法がありますか?
VPSのセキュリティ対策は自身で行う必要があるため、さまざまなリスクに備えた環境を構築することが要求されます。
VPSのセキュリティ対策の主な方法は以下の通りです。
- SSH設定
- ポート変更
- 管理者権限の設定
- ログの監視
- ファイアウォール
上記の設定は管理画面やコントロールパネルからできることが多いです。
また、セキュリティの設定をサポートしてくれるアプリケーションもあります。
ただし、一部の細かな設定についてはコマンド入力が必要になる場合もあるため注意しましょう。
VPSを解約するにはどうすればいいですか?
VPSを解約するための方法はそれぞれのサービスごとに細かな点が異なっています。
基本的にはコントロールパネルや管理画面上から契約しているサービス一覧のページにアクセスして、解約したいサービスを選んで解約申請をするという流れです。
解約を希望する月の前月までに手続きをしなければいけない場合が多いです。
また、自動更新の設定を解除することで、契約期間が満了すると自動的に解約されるというケースもあります。
期間の途中で解約した場合は、残った期間についての料金は返金されないのが一般的です。
VPSまとめ
数あるVPSサービスの中からコストパフォーマンスや使いやすさなどの観点でおすすめのサービスを紹介しました。
どのような目的でVPSを利用するかによって、適切なサービスは変わるものです。
本記事の内容を参考にした上で、自分の目的に最適なサービスを探してください。