大学のWi-Fiは便利なもので、無料でネットに接続できる環境を作り上げてくれます。
また、大学でネットワークを利用する際もWi-Fiを利用することとなるため、基本的に大学にいる間はWi-Fiを利用する傾向が多くなります。
しかし、閲覧履歴などがバレる可能性も高くなっており、より安心して利用したい場合は何らかの対策を打たなければなりません。
この記事では、大学のWi-Fiで閲覧履歴がバレてしまう要因や対策方法について詳しく説明します。
この記事の目次
大学のWi-Fiで閲覧履歴はバレる?
大学のWi-Fiで閲覧しているものは気づかれる可能性があります。
大学のWi-Fiというのは、ネットワーク管理者が存在しており、管理者によってネットワークがどのように利用されているのか確認されています。
大学のWi-Fiを利用している人は、ネットワーク管理者が定めている方法によって利用しなければならないため、管理者が確認作業を行ってしまえば閲覧履歴は見られてしまうのです。
管理者としても、閲覧履歴がどのようになっているのか確認しておかないと、大学のWi-Fiが安心して利用できるのかわからない点もあります。
閲覧履歴が見られない | 危険なサイトにアクセスしている情報がわからない |
閲覧履歴が見られる | 危険なサイトにアクセスしている内容もわかる |
閲覧が危険とされているサイトを利用する場合に、大学のWi-Fiが使われていると個人情報が抜き取られる可能性もあることから、管理者は閲覧履歴を確認できる状況になっています。
ただ、管理者というのは限られた人だけが指定されているものであり、誰でも閲覧できる状況になっているわけではありません。
限られている人だけが見られるものと判断しておけば、危ないと思える状況は起こらないように感じられます。
ただ、ネットワーク管理者に閲覧される状況というのは、自分の情報が抜かれてしまう可能性もあるのです。
- ネットワーク管理者であれば個人的に利用している情報などもわかる
- 個人で利用しているアカウントなどが特定される恐れもある
- 不適切なサイトを利用していると将来的に処分の可能性も
ネットワーク管理者は個人的に利用している情報もすぐに把握できることから、大学のWi-Fiを利用しているユーザーが使うサイトの情報も把握されます。
閲覧履歴によって危ないと思われるサイトにアクセスしている状況だと、最悪の場合は処分される可能性もあり、ネットワークが使えなくなってしまう可能性もあるのです。
将来的な問題を避けるためにも、大学のWi-Fiをそのまま利用すると誰かに見られてしまうという状況は覚えておいた方が無難です。
ネットワーク管理者には見られる可能性がある
大学のWi-Fiにはネットワーク管理者が存在しており、管理者はあらゆる閲覧履歴などを確認できるようになっています。
ネットワーク管理者がいなければ、何らかの問題が起きていることに気づけない他、トラブルへの対処もできない状況となってしまうのです。
全ての大学にはWi-Fiを適切に管理するために管理者がいて、閲覧履歴や利用されている状況などをチェックしているタイミングがあるものと判断しておかなければなりません。
ネットワーク管理者はあらゆる情報を閲覧できる状況を作っていることもあり、何も対策をしないで大学のWi-Fiを利用しているユーザーの閲覧履歴は見られるようになってしまいます。
大学で使われている情報で個人が特定される
閲覧履歴を見られるというのは、大学で使われている情報で個人が特定される恐れがあります。
ネットワーク管理者に指定されている人は、閲覧履歴をたどることで色々な情報を確認できるようになり、中には個人が特定されるような情報にたどり着く可能性もあるのです。
個人にたどり着く情報を得られてしまえば、大学で利用されている個人情報はすべて筒抜けの状態になってしまい、誰がどのサイトを利用しているのかもわかってしまいます。
閲覧履歴が確認される | 個人情報も含めて把握される可能性が高い |
閲覧履歴が確認できない | 個人情報も隠せるようになる |
利用しているサイトによっては、アカウントの情報が抜けてしまう可能性もあることから、不正利用がないとは言えません。
何らかの方法で利用されてしまえば、閲覧履歴から情報をたどられて色々な問題が起こり、自分にとって不利な状況になってしまう可能性もあるのです。
不適切に利用させないためにも、大学のWi-Fiを利用する際のセキュリティはしっかり構築する必要があります。
大学のWi-Fiのセキュリティについて
大学のWi-Fiのセキュリティは決していいとは言えません。
完全にセキュリティ面で安心できるという状況はあまり作られておらず、ハッキングなどの被害を受ける可能性がないとは言えないのです。
公共で使われているWi-Fiと同程度のセキュリティが使われているのは確かですが、何らかの攻撃から耐えられるほどの強力なセキュリティを構築しているわけではないため、問題が起きると情報流出なども起きてしまいます。
大学のWi-Fi | セキュリティは最小限に抑えられている可能性もある |
より強度を高めたWi-Fi | しっかりセキュリティが構築されて安心 |
公共のWi-Fiでもセキュリティが相当高く作られているものもありますが、大学ではそこまで力を入れていない場所が多いことから、セキュリティ面は最小限の対応が多いのです。
最小限の対応しかできていないというのは、攻撃されたときに守るための手段が少なくなっていることから、最悪の場合はWi-Fiを不正に利用される可能性もあります。
セキュリティ面を高めようとしている大学が多くなっているのも事実ですが、現時点では強度がまだ不足しているところも多いため、今後の改善に期待されています。
セキュリティがあまり高くないWi-Fiも存在する
導入されているWi-Fi次第ではあるものの、セキュリティ面であまりよくないものを採用している場合があります。
導入しやすく、誰でも簡単に利用できるとされているWi-Fiであれば、セキュリティが弱くなっている可能性も否定できないのです。
セキュリティがあまり高くない状態になっている場合には、攻撃されて不正利用される、閲覧履歴の情報が勝手に流出するなどの問題が起きてしまいます。
問題が起こらないようにするためには、より高い強度を持っているセキュリティが必要であり、大学側も力を入れて対策するなどの対応を取っています。
大学により状況は変わるため注意
セキュリティの動向は大学によって変わっていくため注意が必要です。
大学によってはかなり高いセキュリティが構築されており、Wi-Fiを利用しても問題が起こらないようになっているケースも多くなっています。
しかし、セキュリティが最小限しか用意されておらず、攻撃されればすぐにトラブルが起きてしまうような状況となっていると危険な状態になってしまうのです。
大学がどのような対応をしているのかは実際に確認する方法がほぼないことから、大学のWi-Fiがセキュリティ面でしっかり対応していることを願うしかないのが現状です。
VPNに接続して大学Wi-Fiを使う方法
安心して大学のWi-Fiを移用したいと考えているなら、VPNを利用する方法は最も望ましい手法です。
VPNであればセキュリティがしっかりしていますし、接続しているサーバーのおかげでアクセスしているポイントも見られないことから、通常の利用に比べて安心感が高くなっています。
VPNは有料のサービスが主体となっていますが、使う際の方法は基本的にどのサービスを利用しても同じとなっており、次の手順で進めていけば問題なく利用できます。
- VPNと契約してサーバーを選択
- VPNを使っている状態で大学のWi-Fiにアクセス
- VPNを利用した状態でWi-Fiに接続されれば完了
まずはVPNと契約して、サーバーが選択できる状態にしておきます。
サーバーを選択した後に大学のWi-Fiにアクセスし、問題なく接続されていれば完了です。
接続されない場合はどちらかにトラブルが起きているため、トラブル解消されるまで待つようにしてください。
ここからは、VPNを利用して大学のWi-Fiにアクセスする方法を説明します。
VPNと契約してサーバーを選択
まずはVPNサービスと契約してください。
VPNは色々なところで提供されていますが、次の内容を中心に検討して信頼性を高めていくのがポイントです。
- VPNの知名度が高い
- セキュリティ面で高い精度を誇っている
- サーバーの設置国が多くなっている
- ネットワークのスピードが落ちる心配がない
VPNは知名度の高いものとあまり知名度のないものに分かれていることから、より知名度の高いものを選んだほうが利用しやすくなります。
また、セキュリティ面は何よりも重要になっていることから、セキュリティが高いものを優先して契約するように心がけてください。
色々な視点で問題なくサービスと契約できると判断できれば、1つの会社と契約してVPNが使える状態にします。
後はVPNのアプリを起動して、サーバー選択画面を表示させて1つのサーバーと接続してください。
VPNを使っている状態で大学のWi-Fiにアクセス
VPNのサーバーに接続すると、IPアドレスやアクセスしているポイントなどが変更されます。
変更されている状態で大学のWi-Fiにアクセスし、接続されるのか確認してください。
サーバーに問題がなければ、基本的にVPNへ接続している状態でも大学のWi-Fiにアクセスできる状態となっています。
問題なく接続されていれば、ネットワークが使える状態になっています。
VPNを利用した状態でWi-Fiに接続されれば完了
VPNを利用した状態でWi-Fiにアクセスできていれば、問題なくネットワークは使えます。
同時にセキュリティの高い状態でWi-Fiを利用できている状況になっていることから、一般的な接続に比べて心配する項目が減ります。
何らかの問題で接続されない場合、次の2つが影響している可能性もあるので1度確認を取ってください。
- VPN側のサーバーが落ちている
- 大学のWi-Fiが接続不良になっている
接続されない場合はしばらく待ってから再接続を行い、問題なく接続できるかチェックしてください。
接続できない場合はVPNのサーバーを変更するなどの対応も検討してください。
大学のWi-Fiを使うのにおすすめのVPN3選
大学のWi-Fiを利用するためには、おすすめできるVPNが3つあります。
- NordVPN
- ExpressVPN
- Surfshark
どのVPNサービスも知名度が高く、信頼性もしっかりしていることから安心して利用できます。
困ったときには3つの中から1つを選んで契約すると安心です。
ここからは、おすすめできるVPNを詳しく説明します。
NordVPN
月額料金 | 1カ月プラン:2,110円/月 12ヵ月プラン:800円/月 24カ月プラン:580円/月 ※スタンダードプランの場合 |
サーバー数 | 6,400台以上(111ヵ国以上) |
暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
同時接続台数 | 6台(1つのアカウント) |
ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
対応OS | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS |
運営企業 | NordVPN s.a. |
NordVPNは信頼性の高いVPNです。
利用している人が安心して使い続けられる状況を作り出しており、安心感を得られるようにする対策がしっかり取られています。
NordVPNの特徴は次の通りです。
- 強固なセキュリティ
- 専門家から評価されたVPN
- サポート面も優れている
NordVPNは強固なセキュリティを構築しており、何らかの問題により情報が流出するような状況は起こりません。
また、利用されている状況は専門家からも評価されており、かなり使いやすいVPNであると判断されています。
サポート体制もしっかりしており、カスタマーサポートがしっかり用意されていることから困った時も安心です。
初心者でも取り入れやすい金額が設定されている点も含めて、利用しやすい状況が作りやすくなっています。
ExpressVPN
月額料金 | 1カ月プラン:$12.95/月 6カ月プラン:$9.99/月 12カ月プラン:$6.67/月 |
サーバ数 | 3,000台以上(105ヶ国60都市) |
暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
同時接続台数 | 5台 |
ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
返金保証 | 30日間 |
サポート | メール・チャット |
運営企業 | Express VPN International Ltd |
ExpressVPNも高いセキュリティを持っているVPNです。
追跡してくるようなトラッカーやネットワークをのぞこうとしている人から守るような状況を作り上げており、安心してネットワークに接続できる状況を作り出しています。
ExpressVPNの特徴は次の通りです。
- 完全に見られない状態を作り出す
- 導入するまでの手間がかからない
- ログを残さないので将来的にも安心
セキュリティがしっかりしていますので、完全に閲覧されるような状況をシャットアウトできます。
導入するまでには手間がかからず、契約してすぐにサーバーへ接続し、VPNサービスを楽しめるようになっているのも便利です。
ノーログポリシーを採用していることも含めて、安心できる環境が整備されています。
世界105ヶ国でサーバーを設置しているなど、世界中で評価されているVPNがExpressVPNです。
Surfshark
月額料金 | 1カ月プラン:2,308円/月 12カ月プラン:478円/月 24カ月プラン:308円/月 ※Surfshark Oneの場合 |
サーバー数 | 3,200台以上(100ヵ国以上) |
暗号化アルゴリズム | AES-256 |
同時接続台数 | 無制限 |
ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
対応OS | Windows/macOS/iOS/Android/Linux |
サポート | メール・チャット |
運営企業 | Surfshark B.V.(拠点:オランダ) |
Surfsharkは無制限にデバイスを使えるようにしているVPNです。
一般的にVPNは接続できるデバイスに制限を設けているケースが多くなっていますが、Surfsharkは無制限としているところが優れています。
Surfsharkの特徴は次の通りです。
- 接続が途切れるなどの心配が起こりづらい
- ノーログポリシーの安心感
- 30日間の返金保証を準備
Surfsharkは接続が途切れるような状況が起こりづらくなっており、接続体制がしっかりしているのが特徴です。
また、ノーログポリシーを採用していることもあり、ログが残されてトラブルとなる事例が少なくなっています。
利用する人が安心して使えるようにするため、30日間の返金保証が準備されており、ダメだと判断している場合はすぐにお金を返してもらえます。
初心者が試してみたいと思っている場合に使いやすいVPNであり、使いやすい環境が整えられています。
大学のWi-Fi接続にVPNを使う注意点
大学のWi-Fiを利用する場合にVPNを使っても構いませんが、利用する際は注意が必要です。
- 大学が利用制限をしていないか確認する
- IPアドレスの変更で不正アクセスと勘違いされる恐れあり
- 無料のVPNは利用しないこと
大学側のルールに従って使っていく必要があります。
また、IPアドレスを変更しているというのは、不正アクセスが発生していると思われてしまい、ネットワーク管理者が戸惑ってしまうケースもあります。
問題を起こさないようにするためにも、VPNの使い方には気をつけておきましょう。
ここからは、大学のWi-FiでVPNを利用する際の注意点を詳しく説明します。
大学が利用制限をしていないか確認する
大学が利用制限をしている場合、VPNを利用してアクセスできなくなっています。
一部の大学では、ネットワークの問題が起きると判断しており、VPNを利用しているアクセスは禁止しています。
VPNを利用するとIPアドレスの変更によって、アクセスしているポイントが変更されることによる不正アクセスのような状況を危惧しているのです。
大学が利用を禁止している場合は、どのような場合でもVPNを利用せずにアクセスしなければなりません。
IPアドレスの変更で不正アクセスと勘違いされる恐れあり
IPアドレスを変更したことにより、不正アクセスと間違われる可能性があります。
IPアドレスは日本からアクセスしていると判明していれば問題ないのですが、VPNを利用すると海外からアクセスしている状況になってしまいます。
海外からのアクセスが不正だと思われてしまえば、VPN利用禁止などの措置を取られる可能性も否定できません。
頻繁にVPNを利用したアクセスは避けたほうがいい場合もあります。
無料のVPNは利用しないこと
無料で提供されているVPNは利用しないでください。
有料のVPNに比べて明らかにセキュリティが弱く、サーバーの速度も遅くなってしまいます。
大学のWi-Fiが使いづらくなってしまう恐れもあるため、無料のVPNは避けて契約してください。
有料のVPNであればスピード感もしっかり残しつつ、セキュリティの高い状況を作れます。
大学のWi-Fiに関するよくある質問
大学のWi-Fiで見られる質問について見ていきます。
主にネットワークの状況について質問されるケースが多くなっています。
大学のネットワークは監視されている?
大学のネットワークは定期的に監視されていると判断して構いません。
管理者が定期的にチェックしているような状況で、アクセス状況を調べています。
不正なアクセスについてはしっかり対策を進めている傾向が多くなっています。
アクセスログが確認されるのはどんな時?
明らかに知らないIPからのアクセスが確認されている場合です。
海外のIPからアクセスされているなどの状況があれば、アクセスログの確認も行われます。
また、不適切なページにアクセスしているなどの状況が判明した場合もログの確認が行われます。
大学でVPNを利用するのは違法ですか?
大学でVPNを利用するのは違法と言えません。
認められている大学であれば利用しても問題ありません。
ただ、大学側が禁止している場合は違反に該当しますので、利用しないように気をつけてください。
VPNを使えば大学のWi-Fiが途切れることはありませんか?
Wi-Fiが途切れるかどうかは大学側のネットワークが影響しています。
Wi-Fiの状況が悪いとVPNを利用しても接続は途切れてしまいます。
確実にネットワークが維持されるとの状況ではないものと理解してください。
まとめ
大学のWi-Fiはセキュリティ面に不安を抱えているものです。
セキュリティ面で安心感を得たいと考えているなら、VPNと契約してサービスを利用する方法が望ましいのです。
VPNを使えば安心して使える状況が作られることから、セキュリティを気にせずアクセスできます。
ただ、大学によっては利用禁止の可能性もあることから、利用できるか事前にチェックするようにしてください。