日本だとTidalが見れない…
Tidalが日本だと見れない理由が知りたい
日本にいながらTidalを見れる方法が知りたい
Tidal(タイダル)は、2014年にノルウェーのAspiroという企業が立ち上げたサブスクリプションサービスです。
サービス内容は音楽ファンに向けたものが多く、ハイレゾ音源による楽曲や音楽番組の配信が行われています。
現在までに61ヵ国で利用されていますが、日本ではまだTidalのサービスは提供されていません。
手頃な料金で利用できるTidalは日本の楽曲も多いので、すぐにでもサービスが開始しないかと待ち望む日本人のファンが多いです。
そんな方達におすすめなのがVPNです。VPNを使えば、日本にいながらでもTidalで配信中の楽曲を聞く事ができます。
※ 2024年5月時点で視聴を確認できている方法です
この記事の目次
日本からTidalを視聴できない理由は、権利上の問題が原因と考えられます。
音楽や映像コンテンツの配信には、国ごとにライセンス契約をする必要がありますが、日本ではそういった契約がまだできない状況に置かれています。
トップページに「無料トライアルを始める」という記述があるので、日本でも登録できると思われがちですが、実際にはTidalへの登録はできません。
仮に登録しようとしても、「申し訳ありません!残念ながら、Tidalはお住まいの国ではまだ利用できません。」というメッセージが表示されて弾かれます。
そのため日本でTidaiを視聴するには、海外のサーバーを介して利用するためのアカウントを用意する必要があります。
地域制限(ジオブロック)とは
日本からTidalが見れない問題は、地域制限(ジオブロック)という現象が原因です。
地域制限(ジオブロック)とは、インターネット上のコンテンツが特定の地域からのみアクセス可能で、他の地域からはアクセスできないように制限される現象を指します。
これは、ウェブサイトやオンラインサービスがユーザーのIPアドレスを認識し、そのIPアドレスからユーザーの地理的な位置を推定することで実現されます。
例えば、ある動画配信サービスが日本国内のみで利用可能に設定されている場合、日本国外からそのサービスにアクセスしようとすると「この地域では利用できません」といったメッセージが表示され、サービスを利用することができません。
このような地域制限は、著作権法やライセンス契約、地域ごとの法律や規制など、さまざまな理由により設けられます。
日本からTidalを見る場合はVPNの利用がおすすめです。
VPNは「仮想専用線」といわれており、日本から海外のサービスを利用する際に、海外のサーバーを経由してアクセスできるため、Tidalなど日本からは利用ができないサービスでも使えるようになります。
現在のTidalでは日本でのサービス提供が行われていないため、利用するには海外でアカウントで作る必要があります。
Tidalユーザーであればジオブロックを解除し、日本にいながらでも安全に視聴できるので非常に便利です。
Tidalでは豊富な楽曲に加え、プロデューサーや作詞家・作曲家といった関係者の細かい情報から深堀りし、更なる楽曲を検索する事もできます。
日本で使う上での課題はVPNをどこにするかくらいで、数多く存在する動画配信サービスの中でも難易度はかなり低い方だと言えます。
本記事ではVPNの仕組みや、日本からTidalを視聴する際におすすめのVPN3選を紹介します。
VPNとは
「VPN」は「Virtual Private Network」の略で、日本語では「仮想専用線」と呼ばれ、「仮想的に構築された専用回線」のことを指します。
ネットユーザーとWebサービスの間に「専用のトンネル」を作り、その中でネット通信することでセキュリティが高く安全性を確保するという技術。
送信側、受信側にそれぞれに設置した機器で「カプセル化」と呼ばれる処理を行うことで、第三者には見えない仮想的なトンネルを形成して通信する仕組みです(「トンネリング」)。
VPN接続とは?VPNの基本とメリット・デメリットを紹介|ICT Digital Column
例えば、公共のフリーWi-Fiを使うときや、複数の場所からデータをやり取りする必要があるときに、インターネットの安全性を確保するためにVPNが活用されます。
また、日本国内ではアクセスできないサービスに接続したい場合や、規制が厳しい海外から日本のサービスを利用したいときなどにも、VPNサービスが使われることがあります。
NordVPN
月額料金 | 1カ月プラン:1,960円/月 12ヵ月プラン:690円/月 24カ月プラン:460円/月 ※スタンダードプランの場合 |
サーバー数 | 5,600台以上(60ヵ国以上) |
暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
同時接続台数 | 6台(1つのアカウント) |
ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
対応OS | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS |
運営企業 | NordVPN s.a. |
NordVPNは2012年にパナマで設立された、世界的に人気が高く信頼できるVPNの1つです。
現在までに60ヵ国へのサーバー提供を行っており、Tidalのサービス提供国の大半が含まれます。そのためTidalで音楽を聴きたい人にはおすすめです。
全世界で提供されているサーバーの総数は5500台以上であり、VPN全体で見てもトップクラスを誇ります。
NordVPNは通信速度が非常に速く、混雑やユーザーの通信速度低下といった問題が起きないように様々な対策を施しています。
セキュリティ対策も万全であり、DNSリーク対策やキルスイッチなど種類豊富なセキュリティの実装により、あらゆる脅威からデバイスやアカウントを守ってくれます。
その安全性は、世界で最も強力なコンピューターで解読しようとしても、完了までに数十億年はかかると言われているほどに強固です。
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MillenVPN
月額料金 | 2年プラン:396円/月 1年プラン:594円/月 1カ月プラン:1,738円/月 |
サーバ数 | 1,300台以上(72ヶ国) |
暗号化アルゴリズム | AES-256-CBC |
同時接続台数 | 10台 |
ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
対応OS | Windows/MacOS/Android/iOS |
返金保証 | 30日間 |
運営企業 | アズポケット株式会社 |
MillenVPNは日本国内で運営されている、初心者にもおすすめのVPNサービスの1つです。
日本語対応なのでわかりやすく、Netflixを始め、海外での人気も高い大手の動画配信サービスに対応しています。
日本版の動画配信サービスも豊富に取り扱っているので、海外から日本にアクセスしたい場合でも安心して利用できます。
月額396円(税込)とコスパも良く、基本的に月額で1000円以上かかるVPNとしては、非常に良心的な料金設定という点も魅力的です。
デバイスの同時接続数は最大10台まで可能であり、固定IPも追加料金なしで使えます。
またインターネット接続を暗号化しており、外部からの情報の抜き取りをできなくするなど、安全性の高さにも定評があります。
ExpressVPN
月額料金 | 1カ月プラン:$12.95/月 6カ月プラン:$9.99/月 12カ月プラン:$6.67/月 |
サーバ数 | 3,000台以上(94ヶ国60都市) |
暗号化アルゴリズム | AES-256bit |
同時接続台数 | 5台 |
ノーログポリシー | ノーログポリシー対応 |
返金保証 | 30日間 |
サポート | メール・チャット |
運営企業 | Express VPN International Ltd |
ExpressVPNは2009年にヴァージン諸島で設立された、世界最大級のVPNプロバイダーの1つです。
ノーログポリシーを掲げているので強制的にデータを保持する必要もなく、プライバシーを重視しながらTidalを聴きたい方におすすめです。
アクセスのしやすさに関しては評価が高く、約20地域でのNetflixやHBO Maxなど、海外における動画配信サービスの大半を視聴できます。
また混雑回避として、94ヵ国に合計3000台以上のサーバーを配置しており、日本のみならず海外のどこにいてもTidalを聴けるのが強みです。
VPNについては、Lightwayという独自の規格を採用しており、これは安定した高速通信を実現するためにExpressVPNで独自に開発されたものです。
これにより、高音質な音楽やHD動画コンテンツをストリーミング視聴する際、非常に快適な環境を提供するのに成功しています。
VPNを使い日本からTidalを見る具体的な手順
- VPNを契約する
- VPNのアプリをインストールする
- VPNの設定を行う
- Tidalのアカウントを登録する
- Tidalにアクセスし、好きな楽曲を聴く
VPN(NordVPN)を契約する
NordVPNのトップページから「お得の購入」をクリックします。
その後、料金プラン・支払い方法・決済情報の入力など、画面の指示に従って契約を行います。
料金プランは、1ヶ月、1年、2年と3つ用意されています。短期間だけの利用であれば1ヶ月プランでOK。今後も海外で利用する場合は1年プランや2年プランで契約すると契約年数に応じて月額料金が安くなります。
VPN(NordVPN)のアプリをインストールする
次にNordVPNのアプリをインストールします。下記のリンクもしくはApp StoreかGooglePlayから「NordVPN」と入力し検索、公式アプリをインストールしてください。
VPNの設定を行う
インストールが完了したら、NordVPNのアプリを起動させます。
クリックするとアプリが立ち上がるので、右上の「登録」を選び、以下の手順で手続きを行ってください。
1.新規登録の画面を開くと、「メールアドレスを確認してください」というメッセージが表示されます。
2.支払い時に登録したメールアドレス宛にNordVPNからメールが送られてくるので、それに入っている6ケタの認証コードを入力してください。
3.認証コードの入力に成功した後、アカウント登録に使うパスワードを作成します。8文字以上が必要で、アルファベット以外に記号や数字を組み合わせた方が安全です。
4.ログインに成功すれば、NordVPNの登録は完了です。
Tidalのアカウントを登録する
VPNの登録が済んだら、Tidalのアカウントを登録しておきましょう。
まず公式サイトを開いて「無料トライアルを始める」をクリックし、「今すぐ始める」という項目が表示されたらメールアドレスを入力します。
続けてパスワードや生年月日などの必要情報を入力した後、サインアップをクリックします。
料金プランの選択画面に移るので、HiFiプランとHiFi Plusプランの2種類から好きな方を選んでください。音質を重視するならHiFi Plusプランがおすすめです。
最後にクレジットカードの情報を入力し、「続ける」をクリックすると画面が自動的に切り替わるので、「Welcome!」もしくは「ようこそ!」が表示されたら登録完了です。
Tidalにアクセスし、好きな楽曲を聴く
Tidalの公式サイトにアクセスし、聴きたいアーティストや楽曲を検索すれば音楽が流れます。
VPNが必要なのは契約までで、その後は接続しなくてもサービスの利用や料金支払いは可能です。
無料VPNで日本からTidalを見ることはできる?
- ユーザーの行動が追跡されている可能性がある
- ユーザーの活動データが広告業者に送られている
- 信頼性の低い運営元からの個人情報の流出
- 暗号化技術が不十分で、セキュリティが弱い
ユーザーの行動が追跡されている可能性がある
有料VPNではノーログポリシーを掲げる通り、ユーザーのログを残さないための配慮がなされていますが、無料VPNではログがそのまま残されている事が多いです。
利用したサイトや入力した情報を追跡し、特定したユ-ザーの行動を管理・悪用する人間の存在も確認されています。
大事なデータを守るためにも無料VPNには手を出さず、信頼のおける有料VPNを利用する方が好ましいです。
ユーザーの活動データが広告業者に送られている
無料VPNを利用していると広告が表示される事が多く、ユーザーがそれをクリックすると活動データが広告を管理する業者に送られてきます。
もちろん全ての業者がそのような目的で活動している訳ではありませんが、ユーザー側からすればその辺の判断は難しい所です。
信頼性の低い運営元からの個人情報の流出
悪質なVPNサービスでは個人情報を流出させて利益を得るなど、ユーザーの不利益になる事もよく行われています。
このようなVPNサービスの運営元は信頼も実績も低い場合がほとんどですが、もし個人情報を流されてしまったとしても、ユーザーから責任を問う事は難しいです。
しっかりした有料VPNと比べて流出が起きる可能性は高いので、手を出さないのが好ましいです。
暗号化技術が不十分で、セキュリティが弱い
無料VPNは暗号化のセキュリティレベルが不十分なので、高度な暗号化を行っている有料VPNと比べて、情報漏洩してしまうリスクがかなり高いです。
暗号化やセキュリティが弱いと悪意ある人のターゲットになりやすく、お使いのデバイスにウイルスが蔓延し、知らないうちに使い物にならなくなってしまう事も考えられます。
接続先のサーバーも限定されている事が多く、通信品質も安定していないので利用するには向いていません。
Tidalの基本情報
サービス名 | Tidal |
年間料金(税込) | 2,833円(HiFi Plusプラン) |
作品数(楽曲) | 9000万曲以上 |
作品数(動画) | 45万本以上 |
無料トライアル | 30日間 |
運営会社 | Aspiro |
Tidalとは、Aspiroというノルウェーの企業が2014年に立ち上げたストリーミングサービスです。
音楽配信に特化しており、9000万曲以上の楽曲や45万本以上の動画を扱っています。オフラインでも聴けるので、ユーザー数は国内外問わず増えているようです。
高音質による楽曲の提供を心掛けており、ドルビーアトモスを始めとするハイレゾ音源にも対応しています。
有料会員限定の特典もあり、アーティストへの直接報酬プログラムもその1つです。サブスクの月額料金から最大10%をトップストリームアーティストに割り当てる事ができます。
ブレイク間近の新人アーティスト達の活動をまとめた動画も視聴でき、早いうちから応援するチャンスになるかもしれません。
日本からTidalを見る場合によくある質問
Tidalでも日本人アーティストの楽曲は聴ける?
Tidalでは洋楽が主流なので、それと比べると邦楽のラインナップは少ないです。しかし、邦楽も普通に取り扱っているので、問題なく楽しめます。
Tidalで聴ける日本人アーティストは、宇多田ヒカルや米津玄師など有名人ばかりです。年代別に様々なアーティストを揃えており、家族でアカウントを共有したい場合でも安心です。
ただし、日本語検索に未対応なアーティストも多く、ローマ字で検索する必要がある点には注意してください。
海外の音楽配信サービスでも邦楽の楽曲配信は徐々に追加されており、Tidalもその例外ではありません。
アーティストや楽曲のラインナップは今後も更新される可能性が高いので、忘れずにチェックしておきましょう。
Tidalの利用料金は毎月同じ?
Tidalの利用料金は一定ではなく、毎月変動します。
これには為替相場の変動が影響しており、もし円高・円安が起きた場合は100円単位でTidalの利用料金にも変化が起きます。
例えばHiFi Plusプランの利用料金は19.99ドルであり、1ドル=135円の時に日本円に換算すると約2,698円です。しかし、1ドル=120円だった場合は約2,398円となります。
このように変動しやすいので、利用料金と併せて為替相場もチェックする事をおすすめします。
VPN経由でTidalを利用するのは違法?
基本的にTidalをVPN経由で利用するのは問題ありませんが、国によっては違法とされているケースもあります。
VPNを利用してのウイルス拡散や著作権侵害は違法行為とされており、もし見つかったら罰金や逮捕などの罰則が下される可能性が非常に高いです。
無料VPNのみならず、有料VPNを利用した場合もその例外ではないので、海外の動画配信サービスを利用する際は注意してください。
ただし、フリーWi-Fiの利用や外部から社内にアクセスしたい時など、セキュリティ対策としてVPNの利用が認められている場合もあります。
VPN経由なら他の音楽配信サービスも安く契約できる?
音楽や動画配信のストリーミングサービスは便利ですが、いくつも登録していると利用料金もその分多くかかってしまいます。
そこでVPNを上手く使えば利用料金の節約になり、Tidalをより快適に利用できるようにもなります。ストリーミングサービスを利用する際は検討してみてください。
国によってはTidalに限らず、VPN経由によって契約した音楽配信サービスの利用料金が安くなる場合がいくつかあります。
Apple MusicやSpotifyなどが該当しますが、YouTube musicは契約先の国次第で一部の邦楽が聴けなくなるので、注意してください。
日本からTidalを見る方法まとめ
- Tidalは国外での利用を制限していることから日本から視聴できない
- VPNを使うことで日本でも海外と同じように見ることができる
- VPNはTidalを含む音楽配信サービスを使う方にメリットが多い
Tidalでは音楽ファンに向けて、ハイレゾ音源による楽曲や音楽番組の配信が行われています。
ラインナップも9000万曲以上と非常に多く、オフラインでも聴ける事から国内外問わずファンを増やしていますが、ライセンス契約の問題もあり、日本でのサービス開始は当分先になりそうです。
しかし、VPN経由なら日本でもTidalを利用できるようになり、邦楽も含め充実したコンテンツを堪能できます。
有料会員限定の特典もあり、例えばアーティストへの直接報酬プログラムではサブスクの月額料金からトップストリームアーティストの支援を行う事ができます。
またTidalの楽曲はオフラインでも聴けるので、外出先やネットが繋がらない環境でも高音質で聴きたい方におすすめです。どこでも高音質の楽曲を堪能したい方は、契約をご検討してください。